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はじめての学会スライド作成で失敗しないコツ

はじめての学会スライド作成で失敗しないためのコツをご紹介します。ちょっとしたコツを抑えておくことで、大きな失敗を回避できます。

はじめての学会スライド作成で失敗しないコツ

準備を早めに開始する

指導医が一番困るのが、学会予行の直前にスライドを見せに来るパターンです。初めての発表ですから、当然修正すべき点が山積みで、「なんでもっと早く持ってこないんだよ!」と怒られてしまいます。指導医に完璧に作り込んだスライドを持っていきたいという気持ちは理解できますが、最初の学会発表では、研修医がどんなに完璧にスライドを作ったとしても、指導医にとってみたら、20〜30点の評価です。しかし、発表まで1ヵ月程度時間があれば、「ここは、○○にしたほうがいいな」など、修正するのに十分な時間があります。とにかく、6割くらいスライドを完成させて、「はじめての学会で、いろいろ不安があるので、まだ学会まで時間はありますが、早めに内容をチェックしてもらえませんか?」と相談しておきましょう。
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スライドのテンプレートを上司からもらう

スライドの背景、文字の色、使用するフォント、1枚のスライドに入れる文字数は、好き嫌いが非常にわかれるところです。かりに内容が合格点であったとしても、「スライド背景がいまいち」とか「スライドの色使いがセンスない」といったダメ出しにあうことが非常に多いです。
これを回避するために一番良いのは、スライドを作りはじめる段階で、指導医の発表スライドをもらっておき、そのスライドを使って、フォントや文字の色を変えずに、自分のスライドを作ってしまうことです。スライドをもらうコツは、まず指導医に、「初めての発表なので、先輩のスライドを参考にさせてもらえませんか?」と持ちかけます。そして、「うわ!先輩のスライドめちゃくちゃセンスいいですね。さすがです。僕も同じようにセンスのいいスライドを作りたいので、データをいただけませんか?」と提案しましょう。100%スライドをもらえます。自分のスライドを使って、研修医が一生懸命スライドを作ってきたら、なかなかダメ出ししにくいと思いませんか?