自分の意思決定に関わる情報をどこから手に入れるか?
人生においては、
・どのようにして資産形成を行うか?
・人生100年時代をどのように生きていくべきか?
といった重要な意思決定を必要とするシーンがたくさんあります。
その意思決定に必要な情報を、みなさんどこから手に入れていますか?
え、特に特別な情報源はないよ。自分の頭で思いついたことを選択しているだけ。という人は、ちょっと注意が必要かもしれません。
パッシブに受け取る情報
自分が意図して情報収集していないにも関わらずにパッシブに情報を受け取るシーンとして
・TVを一日中見ている
・素人の友達から、飲み会で投資の儲け話をきく
を考えてみましょう。
TVは無料だから、娯楽として最高!というのは大間違いでして、コマーシャルで購買意欲をガンガンにかきたてられるような無意識の洗脳を受けてしまいます。
コマーシャルは、録画機能でスキップするから大丈夫!とはいきません。
コメディー、ドラマ、ワイドショーなどで流れてくる情報は、間違いなく、それを放映する人々の利益に貢献する構造になっているはずです。そうでなければ、たくさんのスポンサーがTV会社にお金を支払う構造が維持されるわけがありません。営利企業は、慈善事業でTVで番組を作っているわけではありません。視聴者からいろいろな形で投資したお金を回収する見込みがあるから番組を作っているのです。
もし、とある企業が開発した、自分たちの商品を買ってもらうための洗脳装置を、企業が毎月1000円視聴者にお金を支払うので、視聴者は、毎日その洗脳装置を1時間以上視聴してください。
と提案したら、その洗脳装置を見る人は少ないかもしれません。
でも、視聴は無料!としているところがミソですね。
素人の意見が1番高くつく
飲み会で、友人が「おれ、仮想通貨で000万円もうけたんだよね。たった2週間だよ。コツを教えてあげるからやってみたら?」という話を聞いた。面白そうだからやってみたら、仮想通貨バブルが弾けて大損した。
ビットコインのチューリップ・バブルから得られる教訓は、「素人からの無料のアドバイスが1番高くつく」というものでした。
これも、パッシブに受け取る無料の情報に基づいて意思決定するとろくなことがないという一例です。
意思決定に重要な情報はお金を出して手に入れる
自分の意思決定に関わる重要事項は、お金を出してアクティブに手に入れた情報に基づいて行うべきでしょう。
・書店で本をたくさん買って新しいビジネスについて情報を手に入れる
・自分がいかにして生きるか?というテーマについて本を読んで考える
・株式投資参入のタイミングを日経新聞を読んで判断する
・不動産投資について詳しい人のセミナーに参加して情報を手に入れる
貴重な情報は、たいてい有料です。
ここで、「優良な情報の中にも、クソのような情報がいっぱいある」という指摘があります。これはごもっともなこと。
でも、それが、「情報は有料より無料のほうがよい」とはなりません。
もちろん無料な情報の中にも、有用な情報はたくさんあります。ただ、そのような情報の割合は非常に少なく、自分でアクティブにその情報をみつけに行く必要があります。たとえば定期更新されている優良ブログなどがそうでしょう。
パッシブに受け取る無料の情報が、価値を持つ可能性は非常に低い。むしろ、自分にとって負の情報である可能性がかなり高い。
有料の情報の中にももちろん優劣がありますから、アクティブに有料情報を手に入れることが重要になるのです。