同じ医局や同じ職場という限定された領域だと、飛び抜けて面白い人たちと出会うことが意外と難しいと感じることがあります。医局や、病院という職場は、医学的なことに関しては、非常に専門的な知識を持った人たちの宝庫といえます。でも、不動産の知識を持った人、資産形成の知識を持った人、マイクロインフルエンサーといった医師の属性に加えて、別の軸足を持った人は非常にレアキャラといえます。そのような、自分が会ってみたいと思った人と会うために必要なことを考えてみましょう。
相手が自分に会いたいと思ってくれているか?
そもそも、自分が相手に会いたいと思ったとしても、相手が自分に会いたいかどうかは別問題です。相手が自分に会いたいと思ってもらうためには、やはり、自分自身が面白い情報を発信しておく必要があります。おしゃべりが面白いだけでは、第三者に伝わりませんから、ブログやTwitterでインターネット上に文章を残しておくのが良いでしょう。そうすれば、自分が会いたいと思った時、自己紹介の際、インターネット上にある履歴書(ブログやTwitter)を相手に提示することで、興味を持ってもらえる可能性が高まります。1年以上情報を発信し続けているのであれば、興味を持ったことを持続できる能力があることも相手に伝えることが可能になります。
自分のスケジュールを相手に合わせるために時間の余裕が必要
運良く、(県外ときには海外にすむ)相手から「ぜひいっしょにお食事でもしましょう」と提案があったとします。ここで、最優先すべきは相手のスケジュールであって、こちらの忙しさをアピールしてはいけません。相手から、提案していただいた日程に、自分のスケジュールを調整して、合わせる必要があります。ですから、あまりにも自分が多忙すぎるとせっかく面白い人を見つけても、会いに行くことができません。面白い人に会うためには、自分自身が自由時間をたくさん持っておく必要があるのです。
常にフットワークを軽くしておく
自分の職場にいない、とびっきり面白い人と会って話をすることができれば、自分のステージを相手のステージまで高めることができるかもしれません。自分と同じもしくは自分より下のステージにいる人と付き合っていても、なかなか成長することができません。自分より上のステージにいる面白い人を見つけたら、その人の引力を利用して、自分のステージを何段階も高める努力をすべきだと思います。そのような面白い人というのは、結構フットワークが軽い人が多いので、自分もその波長に合わせる必要があります。普段から、スケジュール管理については、柔軟に対応できるようにしておきたいですね。
実際にあったら等身大の自分でぶつかろう
自分がとびっきり会いたいと思う人ですから、相手の実力は自分より高いはずです。そうであるなら、変に見栄を張ったり、実力があるように見せかけたとしても所詮相手には見抜かれてしまうでしょう。そうではなく、等身大の自分でぶつかり、相手から学ぶ姿勢を感じ取ってもらうのが一番です。たとえ相手が自分より年下であったとしても、その人の得意としている専門領域においては、自分の先生だと思えば良いです。正直、40歳を過ぎてくると、新しいことを学ぶ相手の半分以上が、年下の優秀な人になります。自分より年下の人から、学ぶことができれば、自分はもっともっと成長できると思います。