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リベラルについて

インドのバラナシを訪問したとき、夕方に祭りが開催されていた。 おそらくインド国内から観光旅行に来ていたであろうインド人観光客たちが、スマホで祭りを撮影しながら家族とビデオ通話していた。その家族の人数が6人、8人と多い。自分が旅行先で見ている祭りを共有したい家族や友人がたくさんいることがわかった。インドには宗教的な文化もある。バラナシには、インドの神様であるシヴァも祀られている。日本と比べると社会インフラも乏しく、道に牛のフンが落ちていたりするけれども、悲壮感を漂わせる人は少なく、わりと皆楽しそうにしていた。

バラナシと比べると、ほとんどの日本人はきれいな家に住み、美味しいものを食べ、快適にバスや自転車で移動することができる。日本に生まれたというだけで、ほとんどの日本人はガチャで当たりを引いている。しかし、さまざまな悩みを抱えている人が多い。先進国では、リベラルが主流である。リベラルとは、一般的に「自由主義的な考え方」を指す言葉で、簡単に言うと、個人の自由や人権を尊重し、多様性を認めるということである。私には自由に生きる権利があり、その権利を誰も侵してはいけない。

そして、自由には責任が伴う。自由に生きる権利と、うまくいかなくても自己責任というのはセットである。そして、自由に生きるということは、他人と足並みを揃えないことであり、自然と孤立していく傾向にある。

結婚しない自由。子どもをつくらない自由。休みの日は自分が自由に過ごす自由。 それらは、孤独を許容するという責任とセットである。

バラナシで見た光景は、さまざまな制約のある中で、生活は貧しいけれども、周囲に家族や友人がいる生活だった。自由を謳歌し、孤独を許容するライフスタイル。どちらが良いかはなかなか難しい問題である。

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