税金

医師が1万円の物を買うために必要な収入は2万円?

医師が1万円のワインを購入するときに、必要な収入は約2万円です。え?!っと思われる方も多いと思います。いったいどうしてなのでしょうか?

高額所得者にかかる税金

医師(高額所得者)に課せられる税率(所得税、住民税、年金など)を50%と設定します。仮に医師が働いて、1万円の収入を得たとしても、50%の税率が課せられるため、手残りは5,000円になってしまいます。これでは、1万円のワインを購入することはできません。

つまり、医師のような高額所得者の場合、2万円の収入があって、やっと1万円のワインを購入することが可能になります。

税引き後利益である手元の現金は大切に

稼いだお金に50%の課税がなされます。その税引き後利益である手元の現金は大切にしなければなりません。医師が1万円の買い物をする場合、2万円稼がなければならない。つまり、1万円のものを買うときには、頭の中で、「この商品は2万円するんだ。」と想像してから購入する習慣を身につけましょう。

税引き後利益である手元の現金を、浪費し続ける限り、医師であっても資産形成をすることは不可能に近いと思います。

他人との比較で満足する地位財を購入してしまう医師への処方箋

医師にこそ節約が有効

少しポジティブに考えて見るなら、「医師にこそ節約が有効」と言えます。2万円稼いでも手残りが1万円という事実は、裏を返せば、「1万円の節約は、2万円の収入増」といえます。つまり、高額所得者、高額納税者である医師だからこそ、節約は非常に有効です。

節約を考える上で重要なのが、固定費を抑える工夫です。生活していると、教科書が必要になったり、スーツが必要になったり予定外の出費はどうしても避けられません。しかし、携帯電話の通信費、利用していないジムの月謝といった固定費を下げることは比較的簡単にできます。しかも、「利用していないジムを退会する」というアクションに対して、体力を消耗することもなければ、時間を必要とすることもありません。

リンク:固定費を見直す

まとめ

1万円のものを買うときには、頭の中で、「この商品は2万円するんだ。」と想像してから購入する習慣を身につけましょう。今回の記事をナレーション付き動画にしてみたので、興味がある人はチェックしてみてください。