奨学金、マイホーム、マイカーを購入する時にローンを利用する機会があると思います。ローンについて勉強する機会が少なく、なんとなく便利だからという理由で利用している方も見かけます。今回は、ローンについて基本的な考え方を記事にしてみました。
お金をタダで人に貸す人はいない。ローンを利用すると必ず金利を取られる。
ローンとは借金のことです。友達であれば、1万円を借りて、翌週に1万円を返すというやりとりが成立するかもしれませんが、赤の他人からお金を借りる場合は、かならず金利を上乗せしてお金を返さなければなりません。お金を貸す立場になれば、一定の頻度で、貸した金を踏み倒されるリスクがあります。お金は、借りた金額より、返済金額がかならず大きくなることを忘れていはいけません。
ローンは未来の自分からの借金
ローンは、自分のまわりにたまたまいた善人が、善意で貸してくれるわけではありません。金利を上乗せして、お金を返す必要があります。そのお金を返すのは、未来の自分です。マイホームなどの長期のローンを組むと、1年後、5年後、10年後、20年後の未来の自分がお金を返すことになるのです。今自分が欲しいものを借金をして買うという行為は、未来の自分から借金をしていると考えるべきでしょう。
安易なローン利用は絶対ダメ。ローン地獄のはじまり。
毎月○万円なら、返済できるから大丈夫という理由でお金を借りてはいけません。考えるべきは、「毎月○万円返済可能」ではなく、「○万円借りて、○年で返済した場合、トータルでいくら利息を払う必要があるのか?」という事実です。金利と返済期間が重要になります。毎月○万円なら返済が可能という発想の裏で、お金を貸す立場の人(つまりローンの利息を受け取る人)は、「毎月の返済金額を少なくるために、返済期間を長くすればよい。そうすると受け取る利息も大きくなる」と考えます。返済期間が長くなると、利息は確実に大きくなります。それだけでなく、変動金利でローンを組んでいる場合、途中でローンの金利が上昇するリスクもあります。今は返済可能な金額でローンを組んでいるつもりであっても、給料が将来下がるリスクもあります。つまり、長期でローンを組むというのは、予測不能な未来に対して、かなり大きなリスクをとっていると言えるのです。
まとめ
マネーリテラシーの中で、ローンの仕組みをしっておくことは、非常に大切です。今回の内容をまとめたナレーション付き動画を作成したので、参考にしてみてください。
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