会議の時間を有効活用する
毎月参加しないと行けない1時間の会議があるとします。その会議に出席して、何もせずただただ時間がすぎるのを待っている人が多いと思います。ですが、片耳にワイヤレスイヤホンをいれて、Bluetoothで英会話を聞き続ける。Voicyを聞くのも良いかもしれません。この方法の一つのコツは、会議室に早めに陣取って、一番端の椅子に座ります。そして、自分より右側に人がいないポジションであれば、右耳にワイヤレスイヤホをつけてリスニングすれば全くバレません。1時間を意味のないものにするか?それとも英会話の教材を強制的に聞く1時間にするか?で生産性はかなりかわってくる気がします。
寝当直を上手に利用する
救急外来の対応がなく、実質的に寝当直というアルバイトもたくさんあります。一晩寝るだけで○万円もらえるというのは、おいしいアルバイトだと思います。もちろん、その時間にしっかりと休養をとるのも良いと思います。でも、アルバイト代をもらいながら、その時間を使って、ブログを書いたり、論文を書いたりすることができれば、生産性がかなりアップします。アルバイト代をもらいながらも、その時間を使って、さらに稼ぐというのは、レバレッジをきかせた面白い働き方だと思います。
勤務時間にめいいっぱい働く。残業代はあてにしない。
医師になって、10年ほど経てば、自分の仕事を自分でコントロールできるようになります。いや、そうならなければなりません。食事の時間も惜しんで、自分の勤務時間内をめいいっぱい働く。そのかわり、よほどのことが無い限り、定時帰宅を死守する。残業代がつかないから、給料は安くなります。でも、今後の高生産性社会へのシフトを考えるのであれば、目指すべき方向性は唯一つ。生産性を極限まで高める働き方です。
勤務医の中には、上記のように、勤務時間内を猛烈に働き、定時に帰宅する医師がいます。その一方で、勤務時間内に医局でネットサーフィンしていて、17時を過ぎてから、病棟業務やカルテ入力業務をはめて、22時ころまで仕事をしている医師もいます。22時までの作業を残業代として請求すれば、給料を上げることは可能でしょう。ですが、その人の生産性が高いか?と言われると、全く生産性は高くありません。給料を少しでも多くもらうという目先の損得にとらわれて、生産性を犠牲にするというのは、今後どこかの段階で立ち行かなくなることは目に見えています。その理由は、社会がどんどん高生産性社会にシフトしているからです。
目の前に残業代というお金が落ちている。でも、それを広い続けるために、生産性の低い、長時間労働をするのは、やめておきましょう。いずれ、病院は、定時に医師を帰宅させ、リモートワークを使って、自宅で残業代無しで仕事をさせる未来はもうすぐそこです。どのみち、勤務時間外の労働については、給料を一切払わないという仕組みに遅かれ早かれシフトするのですから、残業代をあてにするよりは、定時に帰宅する方が良いと思います。
医療とリモートワークについて。医師へのフリーアクセスは今後の医師の働き方を大きく悪化させる。