生産性を高める

モチベーションに左右されない仕事の進め方

モチベーションに左右されるのは良いことか?

部下のモチベーションを上げて仕事をたくさんさせる。この仕事が終わったら、ご褒美としてワインを飲もう。そのようなモチベーションを上げつつ仕事をこなすのは非常に良いことだと思います。しかし、裏を返せば、モチベーションが上がらない日は仕事をやる気にならないという状態になってしまいます。仕事をやるかやらないかが、モチベーションに左右されてしまいます。


モチベーションに左右されない働き方とは?

例えば、通勤時間を守るというのは、モチベーションに左右されません。今日はモチベーション上がらないから、12時に出勤しました、という人は少ないと思います。歯磨きはどうでしょうか。今日はモチベーション上がらないから、歯磨きをやめようという人も少ないと思います。モチベーションに左右されず、毎日毎日当たり前のようにできることというのは、かなり強い。それは、行動が習慣化されているかどうか?と考えてみると良いでしょう。

モチベーションに左右されない論文作成

なかなか作業がすすまない、論文作成を例にとって考えてみましょう。論文作成をモチベーションに依存した状態で書いていると、今日はモチベーションが上がらないという日が続くと、作業が滞ってしまいます。では、モチベーションに頼らずに、作業を習慣化するためにはどうしたら良いでしょうか?例えば、どんなに忙しい日であっても、英語の文章を3文は必ず書く、何があってもそれは続ける。というのがモチベーションに頼らない論文の書き方です。3文であれば、正直15分あれば必ず書けますよね。それなら毎日続けられそうです。そして、それを毎日毎日、愚直に続けます。それを1ヶ月も続けていると、論文はかなり書きすすめられているはずですし、論文を全く書かないなんてありえないという状態になっています。これがまさに習慣化を利用した仕事の進め方です。

仕事を進めるコツは習慣化をうまく利用すること

モチベーションに頼らず、習慣化をうまく利用するというのは、いろいろな場面で応用が可能です。例えば、英語のリスニングであれば、通勤時間は必ず英会話を聞くというのも、習慣化を利用した方法です。それを、1ヵ月、2ヵ月と続けることができたら、英会話のリスニングが日常に溶け込んでいるはずです。習慣化を作る一つのコツは、ステップをルーチン化することです。毎日玄関をでたところで、bluetoothイヤホンを耳に入れて、英会話の教材をスタートするといった作業を、毎日ルーチン化します。そうすると、頭で行動するのでなく、その作業を体が再現してくれるようになるのです。