医師の働き方

勤め人医師の働き方

勤め人医師の働き方

人生100年時代に突入している

人生100年時代において問題になるのは
・定年退職という強制解雇(定年が引き上げられる可能性はある)
・生産人口減少と高齢化率増加による年金支給額の引き下げ
65歳から85歳まで、20年あります。この間の収入をどうするか?アルバイトを85歳まで続けるのか?という疑問が残ります。

社会保障費の抑制圧力、地域医療の崩壊

これは、給料が減る、おいしいアルバイトが減るといった問題とも関係しますが、病院が保険点数を削られ続ける中で、なんとかして収益を上げるために、今以上に勤務医に長時間労働を強いられる可能性が高いと考えています。地方の公的病院が、事実上のブラック病院化してしまい、医師働かせ放題により延命されることです。収益の上がらない企業がブラック化(正社員の長時間労働、残業代未払い)していくのと同じことが、おそらく地方都市の公的病院でもおこると思っています。

まとめると
85歳くらいまでなんとか収入をえる必要がある
かといって、医師として働き続けるのは、今後さらにきつくなる
という問題を、個人個人で解決していかなければならないのです。

若いうちに、質素な生活を送り、稼ぐだけ稼ぐというのも合理的です。しかし、勤務医は節税ができず、累進課税という仕組みの中にあるので、アルバイトをしまくっても、途中からかなり燃費が悪くなってしまいます。さらに、低金利の時代ですから、お金に働いてもらうのも難しいですね。

今後の医師の働き方、新しい医師のキャリア

そうなると、若くて頭がやわらかいうちに、働いてお金を稼ぐ以外の手段、つまりスモールビジネスを所有しようという発想になります。医師として安定した収入を得ながら、自営業者として少しでもお金を稼いでみる。スモールビジネスが一周したら、もっと効率よくビジネスをまわせないか?自動操縦にするために人を雇えないか?と考えて、事業規模を大きくしていく。そのようなビジネスを一つではなく、複数所有する。
そうすることで、自分の時間を売る、労働に依存する割合をすこしずつ低くしていく。60歳になるまでに、労働に依存する割合を2割くらいに抑えることができれば、あとはスモールビジネスのメンテナンスと新しいビジネスの開拓を行っていけばよい。