若者の特徴とされていた性質を生涯通して保ち続けなくてはならない
リンダ・グラットン著 ライフ・シフトを読み直していて、気になるフレーズを見つけました。
リンダ・グラットン著 LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略より
マルチステージの人生を生きるためには、これまで若者の特徴とされていた性質を生涯通して保ち続けなくてはならない。その要素とは、若さと柔軟性、遊びと即興、未知の活動に前向きな姿勢である。
リンダ・グラットンは、従来の人生3ステージ(教育、労働、リタイア後)は、人生100年時代に対応できなくなるため、マルチステージの人生プランを提唱しています。3ステージの人生プランであれば、医師になり、研修医を経て、専門性を磨き、部長になり定年という人生プランが描けました。しかし、24〜70歳まで生涯現役で医師を続けるというのは、なんともイメージがしにくいですね。おそらく、医者の実力がピークに達するのは、40代だと思うので、その後30年近く医師の現役を貫き通すのは厳しい気もします。
活力資産の衰えを回復させる
冒頭に引用したとおり、これからは、生涯通じて若さと柔軟性、遊びと即興、未知の活動に前向きな姿勢を保ち続けなくてはならない。でも、勤務医にしろ、開業医にしろ、同じ職場で10年以上勤務していると、どうしても、遊び、即興、未知の活動に前向きな姿勢を保つことが難しくなります。お金は稼げるけれども、活力資産がどんどん枯渇していくのです。この活力資産を回復させる可能性があるのが、世界一周旅行であったり、海外留学だったりするのだと思います。もちろん、人によっては、1週間程度の海外旅行でかなり回復させることができるかもしれませんが、人生の節目においては、1〜2ヶ月かけて世界一周してみるのも面白いと思います。
実際に世界一周にでかけた医師の紹介
らいふブック
私の友達である、どくしょー先生のブログ。整形外科専門医取得後に、新婚旅行で、世界一周を成し遂げたツワモノ。
ユウコの世界一周ブログ
こちらはなんと、研修医を終えて、2009年〜2012年の約3年間世界一周された女性医師のブログです。
旅レジ〜旅するレジデント〜
2018年4月から世界一周にでかけた先生のブログ
医師免許取得後すぐに世界一周にでかけたすごい先生です。
医療に絶望した僕が、医者を辞めて世界に旅立つ話
こちらは、2018年9月から世界一周にでかけた先生のブログ
じゃあ、明日どこいこっか
2018年5月からご夫婦で世界一周旅行にでかけた先生のブログ
まとめ
こうしてみると、世界一周にでかけた先生って、結構たくさんおられるのですね。ブログに現地の情報を書いてくださっているのは、あとから続くものにとて、とても参考になりますね。