医師のキャリアに世界一周という選択肢を

医師のキャリアを中断して世界一周に出かけた男

ライフ・シフトという書籍の中で紹介されていた、エクスプローラー(探求者)というステージ。このステージの一つの理想形というのは、医師のキャリアを中断して、世界一周旅行にでかけることだと思います。

医師の人生に"世界一周"という探求者のステージを持つ意義 人生は3ステージからマルチステージへ 人生が短かった時代は、「教育→仕事→引退」という古い3ステージの生き方で問題がありま...

時期としては、専門医を取得した後くらいが良いかもしれませんね。世界一周というコンセプトは、従来の3ステージの人生から、マルチステージの人生に移行する時代の流れに完全にフィットしています。「教育→仕事→引退」という3ステージに、エクスプローラー(探求者)というステージを追加するのです。これは、心の中では、皆が理想的な働き方と自覚しつつも、なかなか実践できる勇気を持った医師はいませんでした。しかし、これからは増えてきそうな気がします。その先陣を切って世界一周に出かけたのが、どくしょー先生です。

Twitterアカウント @ShoichiroMizuno
ブログ らいふブック

急性期病院で働くキャリアにいったんピリオドを打ち、新婚旅行で世界一周した旅の記録が、ブログに詳細は記載されています。しばらく働いたら、また世界一周の旅に出かけることを宣言されているのもすごいですね。それだけ、世界一周の旅というのは、刺激にあふれ、得るものが大きいのだと思います。

じつは、どくしょー先生とは、何度も飲み会をする仲間です。私の運営しているオンラインサロンの企画で飲み会をした時に、「今度、仕事やめて、嫁と世界一周するんですよ」と聞いた時に、そこに参加していたメンバー全員がのけぞりました笑 オンラインサロンのメンバーは、わりと個性的なキャリアをお持ちの方が多いのですが、それでも、その場には衝撃が走りました。みんな、心のどこかでは、世界一周してみたいなと感じつつも、諦めてしまっているんですよね。世界一周なんて、医者をやってたら無理だと、最初から諦めてしまっている。それを、実現してしまう行動力は尊敬に値します。そして、彼が医者でも世界一周にいけるという道を作ることで、その情報を見た後輩達は、さらに世界一周にアクセスしやすくなると思います。私自身も、未開のジャングルを切り開いて、自分で道を作ることが好きな人種なので、同じような個性を感じています。自分と同じ考え方の人がいる。実在する人物が世界一周にいけたんだ、という実例は、リアリティーがあり、自分の夢を全身するためのエンジンになります。

どくしょー先生は、世界一周から帰国した後の働き方が、それまでとは一変しています。従来の医師の枠にとらわれずに、日本中を飛び回って、色々な人と会い、セミナーを開催したり、動画配信をしたり精力的に活動されています。これも、世界一周というエクスプローラー(探求者)というステージを経験したことによって、人生のステージが数段階ランクアップしたことが原因だと思います。

70代、80代まで働くことが当たり前になる時代。生涯現役を貫くためには、何十年も同じ働き方を続けるのではなく、10年に1回くらいの頻度で、3ヵ月から半年の休みをとり、世界一周してみるのは、考えただけでもワクワクしますね。10年毎に、サナギになり、新しい身体に生まれ変わるイメージです。そして、その時代に最適化した働き方を選択する。これは、若者の特権ではなく、何歳になっても、自分が世界一周に行く気力、冒険心をもっているのであれば、実現は可能だと思います。人生が長くなればなるほど、あらゆる年代で、エクスプローラーのステージは必要になると思います。人生においては、お金を貯めるステージももちろん重要です。しかし、それだけを追求していると、働き方が時代のニーズにおいつかなくなり、自分の活力資産が枯渇してしまう可能性もあります。

どくしょー先生のブログに
ビジネスクラス世界一周航空券はお得か?
という面白い記事があります。
世界一周にチャレンジされる先生には必見の記事だと思います。ぜひご一読を。