体が資本
医師の人生は長いです。研修医の時期には学ぶことがたくさんあります。社会人としての態度や習慣を身につけること。新しい知識、手技を身につけること、学会発表の仕方を学ぶこと。
ついつい頑張り屋さんの医師は、自分の体力の限界を超えて働きすぎてしまうことが多くなると思います。
ですが、医師の人生は長いです。そして、体が資本です。
体調やメンタルを壊すほど働いてはいけません。
メンタルを健康に保つために、ぜひ1週間に1回の運動習慣を若い頃から身につけておきましょう。
ジョギングでもいいし、筋トレもオススメです。泳ぐのが好きな人はプールで泳ぐのも良いです。
1週間に1〜2回の運動習慣を持つことができれば、自分の体を若く保つことができるでしょう。
自分の体とは、今後長い間つきあっていくことになります。働きすぎて短期間で体を壊してしまわないように。そして、常にメンテナンス(1週間に1回の運動習慣)を行うことが大切です。
読書の習慣をもつ
医学書を読むことはもちろん大切です。
ですが、医学書以外の本を読むことも非常に大切な習慣となります。
医師は、どうしても、周囲の人間関係が医療者ばかりになりがちです。
専門職としてのキャリアを上げていくことはとても大切ですが、どんどん医療にフルコミットしてしまい、視野が狭くなってしまいます。
その視野を広げてくれるのが、読書です。
本を読むことで、様々な領域のプロフェッショナルな人たちの思考を短時間に吸収することができます。
また、読書は、自分自身の向き合う時間にもなります。
読書をすることで、「自分の視野が最近狭くなっているな」とか「時代の大きな流れ」のようなものを知ることもできます。
忙しいとは思いますが、目標は1ヵ月に1冊の読書。
そして、読書に関しては、「読んでみて面白くなかったら、次の本にすすんで問題なし」です。
名著と呼ばれる本であったとしても、自分の人生のステージによっては、刺さらないことはしばしばあります。
本ほど安いものはありません。もったいなかったとか考えずに、どんどん気になる本は買いましょう。
10〜20冊に1冊でも当たりがあれば、十分にもとはとれます。
余裕ができたら1週間に1冊の読書をオススメします。
私が読んで面白かった書籍を下記の記事で紹介していますので、もしよかったら参考にしてみてください。
人生を楽しむ
研修医のときは、どうしても自分主体でスケジュールを組むことができず、自分のスケジュールが人の都合で埋め尽くされてしまうジレンマを感じることでしょう。
でも、自分の人生は、1回しかありません。20代という時代は後から取り戻すことができません。
ですから、医療に一生懸命取り組みつつも、自分の人生を同時に楽しむという気持ちを忘れないように。