国際学会

海外の学会に医師が持っていくものリスト。

海外の学会に持っていくもの

パスポート&クレジットカード

この二つは、必ず持参しましょう。海外では、パスポートとクレジットカードが、身分を証明するものとして必須です。現金を持ち歩くことは、盗難のリスクが高くなります。仮に現金を持っていたとしても、ホテルに宿泊する際は、クレジットカードの提示をもとめられます。その理由は、仮にホテルの備品を盗難、破壊された場合、ホテルが、宿泊者のクレジットカードに請求するためです。

海外旅行保険には必ず加入しておこう

クレジットカードに付帯した保険が利用できるケースもありますが、保証の範囲がまちまちです。初心者は、海外旅行中の病気や怪我、病院受診をサポートしてくれる保険に必ず加入しておきましょう。無保険で、海外旅行をするのは自殺行為です。現地で予期せぬ事故、怪我、病気をした場合、日本の保険は当然利用できず、高額の請求を受ける場合があります。

保険に加入しておけば、仮に現地で食あたりになった場合にも、保険会社のサポートデスクに電話すれば、日本人の医師がいる病院を教えてくれます。このサービスは、慣れない海外で病気になった際、非常に心強いですから、必ず加入しておきましょう。

名刺

学会発表の後や、懇親会で名刺交換をする場面が結構あります。名刺は、必ず持参しましょう。下記の国際学会参加までに準備すべきことの記事に、英語の名刺の雛形を掲載していますので、参考にしてみてください。
教科書のようにわかりやすい!初めての国際学会参加までに準備すべきこと
教科書のようにわかりやすい!初心者のための国内学会参加の方法

読み原稿

はじめての国際学会発表であれば、読み原稿を用意しておきましょう。緊張しても、読み原稿があれば、安心して発表できるでしょう。

ノートパソコン

学会スライドを直前に修正する必要があるかもしれません。ノートパソコンがあれば、直前でもスライド修正が可能です。カバンに余裕があれば持参しておきましょう。海外の空港でパソコンを置き忘れた場合、空港の保管場所で返却してもらう際、自分のパソコンであることの証明が難しいケースがあります。パソコンの目立つ場所に自分のパスポート番号を書いた紙を貼り付けておくと、自分のパソコンの証明になります。もしものために準備しておきましょう。

海外でインターネットを利用するために必要なもの

最近であれば、パソコンとテザリング可能なスマホがほとんどだと思います。そうであれば、現地の空港で、旅行者用に販売されている使い捨てSIMカードを購入して、スマホに挿入するだけで、現地のインターネットを利用できます。そういった作業が煩わしい場合は、国内で、「海外旅行中に使用できるポータブルWifi」をレンタルして持参することも可能です。

旅行慣れした人は、機内持ち込み可能なキャリーケース

海外の空港では、ロストバゲージ(空港で預けたスーツケースが到着しないこと)することが珍しくありません。そのため、旅慣れた人であれば、機内持ち込みのキャリーケースで旅行するのがオススメです。ただし、機内持ち込みの条件(サイズ、重量)などはクリアしておく必要があります。

ポスター

ポスター発表の場合は、ポスターを忘れないように。海外の学会だと、布ポスターがオススメ。

スーツ、シャツ、ネクタイ、ベルト、革靴

普段私服で通勤している人は、少し早めに当日着るスーツをチェックしておきましょう。シワシワのスーツは印象が悪いので、軽くあて布をしてアイロンをかけるか、クリーニングにだしておきましょう。シャツについては、形状記憶シャツだとアイロンをかける頻度が少なくてすみますから、時間が無い方にオススメ。革靴は磨いておきましょう。泥だらけの革靴はちょっといただけません。海外の学会自体は、ドレスコードがゆるく、ポロシャツで参加している人も多く見かけます。ですが、学会懇親会(特にレストランで料理が提供される場合)にはジャケットの着用が必要なケースもあり、余裕があればドレスコードをチェックしておきましょう。

携帯の充電器

これを忘れると、同僚に借りる羽目になります。ご注意を。

コンセントのアダプター

海外のコンセントを使用する場合は、コンセントのアダプターが必要になります。空港にも売っていますが、安く買いたいのであれば、アマゾンなどで事前に購入しておきましょう。

学会参加費を納入した証拠となるもの

国際学会の場合、インターネットで学会参加登録を行い、クレジットカードで支払いを済ませるケースがほとんどです。時に、学会会場で、事前に参加費を支払ったにもかかわらず、「参加費が振り込まれていない」と難癖をつけられることがあります。その際支払いを証明する書類(クレジットカードで振込を行ったことが確認できるもの。学会から送られたメールでも可)を持参しておけば安心です。

常備薬

普段使っている飲み薬は必ず持参しましょう。海外で手に入れるのはなかなか難しいです。

下着、ひげ剃り

国際学会に参加する場合は、荷物を少しでも少なくしたいですね。その場合、ユニクロのエアリズムを購入しておけば、現地で洗って、干して、また着るというサイクルを行うことで、下着の数を減らせます。また、普段使っている下着の中で、古くなったものを持参して、現地で使い終わったら捨てるようにすれば、帰国時の荷物を減らせます。忘れたら、日本の空港にあるユニクロや無印良品で買うのがオススメ。

スニーカー

学会参加は、スーツ、ネクタイ、革靴が基本装備になります。ただ、学会が終了して、観光する場合には、スニーカーがあると便利ですね。特にヨーロッパは石畳のことが多く、革靴で歩くと、足が疲れます。

サングラス

海外は、日本に比べて日差しがきついことがあります。観光する予定があるのであれば、サングラスを持参しても良いかも。

水着

リゾート地の学会であれば、持参しておきましょう。宿泊したホテルにプールがついている場合も、水着があれば、気軽に泳げますね。

まとめ

学会に持っていくものは、毎回決まったものばかりです。学会直前は時間がなく、慌てて準備すると、ついつい忘れ物をしがち。そこで、学会にもっていくものは、スマホのアプリなどにリストアップしておけば、毎回そのリストをチェックすることで、思わぬ忘れ物を減らすことが可能です。

病院から出張費が支給される場合、飛行機の搭乗券、学会参加証などを後日病院に提出する必要がある可能性があります。病院事務の方に、出張後に提出が必要なものは確認しておきましょう。