俺の屍を越えてゆけ(日記)

医師のための嫌われる勇気

職場の人付き合いというのは大切。だけど、一生続くものではない

数年勤務した病院の人脈というのは、一生続く人脈のように思えます。でも、転勤してしまうと、ほとんどの人間関係がリセットされてしまいます。もちろん、転勤した後に再会しても楽しく会話はできますが、それまで毎日会っていた環境が、数年に1度会う程度になると、人間関係は希釈されてしまいます。ましてや、開業したりすると、ほとんどの人間関係がいったんリセットされてしまうと思います。その理由として、勤務医と開業医では、目指す方向性が全く異なるため、話がかみ合わないからです。良い意味でも、悪い意味でも職場がかわると、ほとんどの人間関係は元の職場に置き去りとなり、持ち出すことが難しいかもしれません。定年退職すると、ほとんどの人間関係が途切れてしまうのは、少しこわいきもしますね。

医師のための嫌われる勇気

嫌われ者になろうというわけではなく、人間関係なんて、所詮はその時その時で変化するものという割り切りが必要でしょう。逆に医師という属性に依存しない人間関係は持続しやすいです。例えば、サッカーの観戦が趣味で、毎週クラブチームの応援をしているという、つながりは、一生物でしょう。それは、医師、勤務医、職場という関係に依存していないからです。よく飲みに行くお店のオーナーさんとのつながりなども、職場の環境に依存しない人付き合いになりそうですね。

一時的な付き合いと一生物の人付き合いを意識する

自分の属性が変わると、疎遠になる関係の人が、圧倒的に多いと思います。勤務医から開業すると、疎遠になる関係。定年退職すると疎遠になる関係(多くの部下)。それらの人脈とは異なり、自分の属性と全く関係の無いつながりというのは、実は結構重要なんです。同僚や部下は、職場が変わるといなくなってしまいますが、趣味の仲間、じぶんが行きつけのお店のオーナーさんといった関係は長く続きやすいと思います。