失敗しない医師転職サイト厳選４社

公的な病院に勤務していて、毎日の労働に疲弊し、転職を考えている医師がいると思います。そのような医師たちが転職先を探す際に役立つ情報と共に、転職サイトについてもご紹介したいと思います。

毎日夜勤で忙しい。いつまでこんな生活を続けるの？

医師が転職を考える理由として、毎日の夜勤で精神的体力的に疲弊してしまう点があげられます。２０代、３０代であれば、体力と気力でなんとかなります。でも４０代、５０代になると次第にきつくなってきます。

休日もオンコールでゆっくり休む時間がとれない

急性期病院であれば、月曜日から金曜日も夜遅くまで働き、休日はオンコールで自宅周辺で待機することを余儀なくされる医師も多いと思います。病棟からの連絡や救急からの連絡がいつ入るかわからない状態で待機する。しかも待機に対しては、正当な報酬が支払われず、実質タダ働きを強いられているケースも多いですね。

家族、子供の教育、両親の介護などで働き方を変えたい

妻が育児疲れでうつ病になる、両親が脳卒中になり介護が必要になるといったイベントで、今までの働き方を変えざるをえない環境になることもあると思います。公的な急性期病院に勤務していると、自分自身の時間のほとんどが病院勤務に向けられてしまい、家族のケアをすることが難しくなります。

年収を上げたいし、もっと稼ぎたい

公的病院は、３６５日仕事に振り回されて、ろくに休みもない。そのわりに給料が安く、長時間労働のため時給換算するとかなり安く働かされている病院もあります。いわゆるブラック病院です。
医師にとってもブラックな職場をなくすことはできない
公的病院においては、給料は年功序列で、能力は一切給料には反映されません。さらに、出世して管理職になると時間外手当がなくなり、年収が下ることもありえます。自分が市場で活躍できるスキルを持っているのであれば、私立病院に好待遇で転職する道を検討したくなるケースもあると思います。

キャリアアップして可能性を広げたい

自分が勤めている病院で、自分の専門性を発揮できないケースで悩まれている先生も多いと思います。本来は、自分の高い専門性を活かすべき職場で働きたくても、医局人事で自分の意図しない病院に転勤させられたケースが該当するでしょう。

もっと好待遇の病院で働きたい

公的病院においては、メディカルクラークが非常に少なく、医師が本来やらなくても良い雑用を押し付けられているケースを散見します。一般的には、公的病院では医師の雑用が多く、私立病院に勤務すると医師の雑用は半減します。書類を代行してくれるスタッフ、転院調整をしてくれるスタッフ、医局秘書が充実している私立病院で働くことで、本来自分がやりたいことに集中することが可能になるケースもあると思います。

転職斡旋業者は医師の転職を強力にサポートしてくれる

転職斡旋業者の利益は、成功報酬です。医師の転職が決まったら、転勤先の病院から提示された医師の年収の○○％が、病院から転職斡旋業者に支払われます。医師がお金を負担する必要はありません。医師の年収が上がると、斡旋業者の報酬も跳ね上がります。つまり、斡旋業者は医師の年収を上げるための交渉などを、医師の視点で病院側に交渉してくれるのです。これから就職する病院に対して、医師が直接年収を上げて欲しいというのは、なかなか口にできません。しかし、業者を通じて交渉するのは、比較的容易です。病院側に余計な遠慮はせずに、代理人と一緒になって交渉しましょう。

転職成功の秘訣は優良担当者を見つけること

転職サイトはたくさんありますが、最終的に転勤を成功させる鍵は優良担当者を上手く見つけることです。経験のある担当者であれば、「先生の条件であれば、年収はもう少し上げて交渉すべきだと思います」とか「住宅手当をもう少し引き上げる交渉をしてみましょう」といった感じで、こちらが気づかなかったような点を提示してくれます。
優良担当者と出会えるかどうかは、若干運に左右されます。そのため、複数の転職サイトに登録して、一番有能な担当者といっしょに転職をすすめるのが王道です。

好待遇で採用されるために交渉すべきチェックポイント

転職の大まかな流れ

Step1　転職支援サイトを選ぶ

自分が興味を持った転職サイトに、まずは登録をしてみましょう。転職サイトによって、得意なエリアが異なり、担当者の優劣もあるため、可能なら複数のサイト（目安は２〜３社）に登録してみると良いと思います。その中で一番気に入った担当者と交渉をすすめていきましょう。

Step２　会員登録（無料）

各社のホームページからまずは、会員登録を行います。登録する内容は重複していますから、複数のサイトに一気に登録しておけば手間が省けます。

Step３　求人情報探しを開始する

サイトに登録したあとに、本人確認の電話があると思います。その後、実際に担当者と相談して、転勤先に求める条件などを決めていきます。自分を安く売る必要はありません。転職斡旋業者にとっても、転勤先の年収が高くなる方が利益が増えるので、遠慮せずに自分が求める交渉の条件を、エージェントに提示しましょう。その後、エージェントが求人情報を探してくれて、その中でいくつか候補を提示してくれます。

Step４　条件が合えば病院の見学、交渉へ

条件がおりあえば、実際に病院を見学したり、病院の院長や事務長と雇用条件の相談をする場を設けてくれるはずです。その際も、エージェントが同行してくれますから、自分の味方を引き連れて交渉に行くイメージを持つと良いでしょう。優秀なエージェントを見つけることができれば、かなり有利に交渉をすすめることができます。

医師の転職サイト　エムスリーキャリア

転職希望医師の登録実績６年連続第１位。業界最大手と考えて良いと思います。非公開求人にも強く、転職した医師の満足度が非常に高い点も見逃せません。

医師の転職サイト　民間医局

民間医局とは、医師専門の求人紹介を主体とする総合サービスの名称です。医療制度の変化に対応し、医学生から、研修医、ベテランの医師まで様々なキャリア支援を通じて、医師が医療に専念できるインフラの構築を基本コンセプトとしています。１９９７年創業。長年のお付き合いのある医療機関との信頼関係があればこそできる交渉、提案力の強さが魅力。

医師の転職サイト　マイナビドクター

医師、薬剤師、看護師、リハビリ、介護など、医療に関するほぼすべてサービスを展開しており、10,000法人を超える取引実績を有しています。経営の考え方や手術件数、医療機器の状況なども相談できて、納得のいく職場選びが可能になります。

医師の転職サイト　医師転職ドットコム

登録医療機関が約７０００施設、延べ２万名以上の医師が利用しています。ただ求人を提示するだけでなく、求人先の環境や経営者の人柄、医療機関の経営方針を理解したうえで、精度の高い提案があり、コンサルタントの質の高さを実感できます。