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医師にとって価値ある仕事とは何か

価値のある仕事とは?

ありきたりな結論になってしまいますが、価値のある仕事とは何か?

価値のある仕事

人の役に立つモノ、サービス、情報を作り、それを必要としている人の元に届けること

YouTuberという職業について考えてみましょう。彼らの事を定職を持たない遊び人と捉えるのは大間違いです。テレビ局が従来行っていた番組の制作、配信、タレント性の獲得、ブランド化といった仕事を、1人で行っている人と考えるのが妥当でしょう。そのため、アメリカのYouTuberの中には、年間で10億円を超える利益を生み出している人もたくさんいるようです。日本人であれば、ヒカキンさんの年収も数億と言われています。
彼らがなぜそのように高い年収を得ているのか?というと、人に役立つ情報を作り、それを必要な人の元に届けることで、世界中で付加価値を生んでいるためです。でも、医師であれば、特定の領域の病気の知識、治療の仕方といった、非常にレベルの高い情報を持っています。しかし、それを必要としている人に届けて初めて、人の役にたち、価値が生まれるともいえます。有用な情報を知っているだけではだめで、それをコンテンツ(ブログ、YouTube)という形にして、必要な人の元に届けてこそ価値が生まれるのです(その価値に対して報酬が支払われる)。

不動産ビジネスで価値を生む

不動産賃貸業についても、同じことが言えます。自分のためた種銭で収益不動産を購入します。そして、それを必要としている人に対して届けるためのマーケティングをへて、人が住むようになって初めて家賃収入を得ることができます。いくら豪華な設備を持つ家を作ったとしても、借りてくれる人がいなければ価値はゼロです。逆に、廃屋をリフォームして、人が住める状態にして、低い家賃で借りてもらうというのも、借り手がいれば、立派なビジネスとなるのです。

作業からは価値は生まれない

医師の仕事で言えば、例えば入院サマリーを作ることを例にとってみましょう。もちろん、これは大切な仕事というのは大前提にあります。しかし、これは仕事ではなく作業です。入院中に行った診療記事をまとめて文章をつくる作業ですね。人の役に立つモノ、サービス、情報を作る行為ではありません。つまり、世の中に付加価値を生んでいないので、何時間作業したとしても、人からお金を貰えるわけではありません。朝から晩まで、価値ある仕事(付加価値を生む仕事)を続けているYouTuberに対して、朝から晩まで作業をしているサラリーマン。その差が、年収に反映されているともいえます。