俺の屍を越えてゆけ(日記)

ビジネスパートナーに求められる資質

博士
博士
ビジネスパートナーに求められる資質について考えてみよう

契約の遵守

端的に言えば、約束を必ず守ることで、信頼を得るということです。これは、サラリーマンであっても、自営業者であっても同じように重要なことです。でも、スモールビジネスを行う場合、相手が一番心配することは、「この人を信用・信頼できるのか?」ということ。大企業の肩書で仕事をする場合は、大企業のブランド価値が、信用・信頼を担保してくれますから、入り口は非常に楽です。でも、そのような肩書がない、ビジネスオーナーの場合は、信頼を築くこと、その信頼を守ることから始めなければなりません。メルカリなどで転売ビジネスをする際も、評価者のレビューが全くないと、苦戦を強いられます。小さな契約を遵守することを続けて、ネット上に「この人は信頼できる人だ」という価値を蓄積していく必要があるのです。
ネット上だけでなく、実際に対面したときにも、もちろん同じことがいえます。

最初に自分が損をとる

この人とは、しっかりとした関係を築いて、継続したビジネスを行っていきたいと感じる相手に対しては、「自分が最初の1手であえて損を取る」ことにしています。たとえば、二人で会食した時に、食事代を自分が負担する。最初のビジネスにおいては、収益の按分を6:4にして、相手に有利な条件で設定する。といったことです。
これは、ビジネスにしっぺ返し戦略を応用したものです。

医師の仕事にも応用が可能な、囚人のジレンマ&しっぺ返し戦略。医師は、基本的には患者さんや職場の人達と信頼をベースに付き合っていると思います。本日の話題は、相手のことを信頼した方が得なのか?それとも...

ビジネスは、お金が絡むため、初対面の場合、「本当にこの人を信用しても大丈夫だろうか?」と多かれ少なかれ思います。私も思います。だからこそ、ビジネスにおいて最初の一手は、「相手を無条件に信頼する」です。その意思表示として、最初の一手で自分があえて損をとるのです。そして相手に次の手をうかがいます。相手も信頼のカードを切ってくれたのであれば、あとは、お互いを信頼して、契約を遵守し続けるのです。
もちろん、長くビジネスを続けていると、うっかり約束を忘れてしまったり、ミスをおかすこともあります。でも、そのミスを乗り越えられるかどうか?は、普段の契約遵守が徹底できているかどうかにつきます。
ビジネスに関しては、ウェットな部分とドライな部分があります。ですが、自分でコントロールしやすいのは、ドライな部分だと思います。