俺の屍を越えてゆけ(日記)

レイヤー化する世界

博士
博士
台湾にきてみて思ったこと

世界はレイヤー化している

ひとむかし前であれば、僕らは「日本人」と「外人」という2つに大きく分断されていました。
日本人と「外人」は、所属している文化、言語が圧倒的に異なっていたため、海外に来ると「日本人」であるというアイデンティティを非常に強く感じました。

台湾にきて何をしているかというと

ですが、台湾にきてみても、いつもどおりTwitterが使えます。
スタバが街中にあるので、休憩したいと思ったらスタバに入ります。
ショッピングモールにはユニクロがあるので、服も買えちゃいます。
仕事をしようと思えば、PCでPowerpoint使ったり、gmail、Slackを使っていつもと何もかわりません。
台湾というお国柄ですが、日本のドラマを普通にTVで見れます。

国家以外に自分の居場所となるグローバルカンパニーというレイヤーが出現した

日本人Aさん
・服はユニクロ
・InstagramとYouTubeが大好き
・TVはほとんどみない

ここで、日本人Bさん
・服は高級ブランド
・SNSはまったくしない
・TVが大好き

台湾人Cさん
・服はユニクロ
・InstagramとYouTubeが大好き
・TVはほとんどみない

がいたとします。
日本人AさんとBさんの間の共通のレイヤーというのは、日本語をしゃべる日本人だけ。
でも、日本人Aさんと台湾人Cさんの間には、「ユニクロ」、「Instagram」、「YouTube」という共通のレイヤーが複数存在します。

こうなると、日本人AさんとBさんの共通の話題、日本人Aさんと台湾人Cさんの共通の話題ってどちらが大きいの?って話になりますね。

グローバルカンパニーの出現により、僕らの生活は複数のレイヤーに支配されるようになっており、日本にいても共通点がほとんどない人もいれば、海外に住んでいても、共通のレイヤーを複数持つ人と出会えるようになったといえます。