読書

俺か、俺以外か。 ローランドという生き方

博士
博士
久しぶりに面白い本を読みました。

この時にわかったのが、俺は人の決めた人生は歩めない、ということ。自分の人生は自分でクリエイトしたい。

「多ければ正しい」という、この思考。これって、非常にリスキーな考え方だと思う。多ければ正しいの?少なかったら間違っているの?少ないほうが正しいことを言っていることだってある。

タキシードは一着あれば世界中のどのレストランにも入ることができるし、どこに行っても恥をかくことがない最強の一着だ。

とあるデート中、帰り道がひどく渋滞していた。朝早くから出かけていたこともあり、お互い少し疲れていたその帰り道。助手席のお客様が、俺がイライラしていないか心配そうに見つめてくるのを感じた。きっと歴代の彼氏やらが渋滞のたびにイライラして、不機嫌にでもなっていたのだろう。だが俺は、なにを隠そう天下のローランドである。そんな心配は無用だ。「こいつら全員、俺が雇ったエキストラなんだ!君ともっと長くいたいからね」

俺は、仕事のやり方には三種類あると思っている。正しいやり方、間違ったやり方、そして、俺のやり方。俺はこれからも俺のやり方で、生きていく。

太客に、明確に優越感を感じさせてあげるのは大切なことだ。みんあに優しいホストは、正直二流だ。そういうホストに大金を使おうと思うだろうか。けれど、細客に対して過剰に手厚くしないように、あえてしている。それは、なぜか。それが、大金を使うお客様に対してのマナーであり、気遣いだからだ。それは差別ではなく、区別だと思っている。