俺の屍を越えてゆけ(日記)

無意識の行動に注目してみよう

博士
博士
無意識の行動に目を向けてみよう

世の中はどんどん便利になっている。欲しい物、欲しいサービスもたいてい手に入る。
でも、便利なサービス、欲望を満たすものを無思考に取り入れてしまうと良くないことも多い。

定食屋の大盛りサービス

例えば、定食屋に行ったとしよう。そうするとメニューのそばに「ご飯大盛り無料」というフレーズが強調されていたりする。
ここで、「大盛りにしないと損でしょ」ということで大盛りを食べる。マクドナルドに行って、「ポテト1つサービス」みたいな提案も受け入れてしまう。
そうすると、たいていは太った中年体型に突入してしまうであろう。

理想体型を維持するためには、「大盛り無料の提案を断ること」、「ホテルの朝食ビュッフェで山盛り食べないこと」、「安価な炭水化物、脂質の食べ物で腹を満たさず、金を出してでも野菜やタンパク質多めの食べ物を多く摂取する努力」が必要になったりする。欲望を満たすものが多すぎて、誘惑に負けることも多いのだけれども。

インターネットとの接続

インターネットと24時間接続されるのが当たり前になったのは、スマホの登場からだろう。日本で最初のスマホ(iPhone3G)が発売されたのが2008年である。それ以前であれば、インターネットへの接続というのは、パソコンの前に座り、インターネットブラウザを開くという能動的な行為を必要としていた。でも、スマホの出現後は、TwitterやFacebookなどのSNS、LINE、ネットニュースなどの情報が24時間僕らにアクセスしてくる。受動的にスマホを開き、通知を確認したり、無意識にインターネットの中をネットサーフィンしてしまうことも多い。脳がインターネットに無意識に接続しているというのは、わりと思考に与える影響(ときに悪影響)が多い気がする。だから僕は、ときどき一人で飲み歩きをしたりして、意識的にインターネットからの接続を解除したりしている。最近は、スマホのキンドルで本を読むときも、スマホを機内モードにして本を読む。そうしないと、本を読んでいるときにスマホに届く通知に無意識に反応してしまい、本の情報に集中を維持することができない。眠りにつく前にも、スマホを機内モードにして、「自分と対話する時間」をあえて作るようにしている。そうしないと、24時間インターネットから流れてくるパッシブな情報に支配されるようになる。TVをいつも流すことが習慣になると、TVから流れてくる情報(広告、洗脳に近い情報も多い)に大きな影響を受けるようになる。情報デトックスも、自分で意識的にしないと情報デブになってしまうのかもしれない。

意思決定

僕は方向音痴で、道を覚えるのが苦手。だから、google mapは生活に欠かすことのできないサービスだ。今日の飲み会はどこだったかな?となるとまずはgoogle mapを開く。そうすると自宅から飲み会会場までのルートが表示されるので、それに従って移動する。ユヴァル・ノア・ハラリさんの著書の中で、「いずれ人間はアルゴリズムに支配されるようになる」と指摘されていた。
「あなたにオススメのルートはこちらです」「あなたにオススメの映画は○○です」、「あなたにオススメの交際相手は○○さんです」
購入する商品、交際相手、夜にみる映画、YouTube動画など。気づけば、僕らの生活の中で、意思決定に関わる領域に様々なアルゴリズムが侵食してきている。人間の意思決定というのは、脳に負荷をかける。以前、重要な意思決定をする機会の多い人物が、「服を選ぶこと」で脳に負荷をかけないようにするためにクローゼットの服を全て同じものにしているという話を耳にした。
AI、様々なアルゴリズムは、意思決定という脳にかかる負荷を代替してくれる便利なサービス。だから、僕らは無意識に意思決定の多くをアルゴリズムにゆだねるようになった。これから先、アルゴリズムの提案精度はさらに向上していく。そうなると、「だれを生涯のパートナーにするか?」、「自分の転職先」といった人生にかかわる意思決定もアルゴリズムに依存、支配されるようになるだろう。人間はアルゴリズムの家畜になるのだろうか?

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コモディティから抜け出すためには?

僕たちの無意識の中で、さまざまな引力が働いていることを紹介した。その引力に無自覚に付き合った先にあるのはコモディティ化だ。
コモディティ化については、音声コンテツを参照してほしい。

資本主義の世界で価値を持つのは希少性。流れに無自覚に流された先にあるのはコモディティ化である。

“一見現代日本で全く役に立たない学問を、超勉強していたりするのもこの種の人の特徴”というのはパワーフレーズ。無自覚に生活していると様々な引力に惹きつけられて、コモディティ化する。その引力にあえて反発(反抗)することでコモディティ化から脱却することができるのだ。