メリークリスマス!
すっかり更新忘れていたので、プレゼント代わりに真っ黒なコンテンツを。「ほとんどの会社員は、神輿を担ぐふりをして神輿にぶら下がっている」
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— フランケン(死にかけDr (@BlackSheep8270) December 24, 2020
若い頃。つまり、自分がまだ何も持たざる時にすべきこと。
期待値を考えるのなら、いきなりロックスターを目指すよりも
・他人のビジネスモデルを回すための規格化された乾電池になること
医師であれば、様々な病院で診療ができるようなスキルを身につけて、人間関係を構築することであろう。
でも、この若い頃に最適な「規格化された乾電池」戦略を、30代、40代、50代と続けていくと
別の弊害がでてくる。
それが、老朽化したコモディティ問題だ。
公的病院における老朽化したコモディティ問題
大学病院や、公的病院(特に急性期病院)というのは、医師の人数がピラミッド型(もしくは釣鐘型)になっていることが多い。
若い医師や中堅の医師はたくさんいるけれども、50代を超えたあたりから医師の数が少なくなり、60代を超えると、さらにその数が減る。
急性期病院の特徴は、良い意味で新陳代謝が激しいこと。
たいていの場合は、医局人事で人が動いているので、研修医や後期研修医が多くいる。
そして、中堅、ベテランの医師は、みんなモチベーションが高く、診療以外にも学会や論文発表を頑張っている医師が多い。
そのような新陳代謝の激しい病院というのは、若手やベテランの医師の数が多いので、50歳を超えたいわゆる管理職のお医者さんというのは、
極論すると各診療科に1人いれば十分。
この管理職は、サッカーで言えば監督のようなポジション。もちろん診療はしているけれども、マネージメントが仕事の一部になっている。
このような急性期病院においては、労働生産性の高い、40代は、プレーヤーとして重宝されるのだけれども、労働生産性が低下しはじめる
50代あたりから、自分が座るべき椅子が急速に減少してくる。
このキャリアで定年退職を迎えることができる人は、実はそれほど多くない。
民間病院における老朽化したコモディティ問題
医局人事から外れた「就職型」ともいえる民間病院においては、上記のような急性期病院のように
急激にポストが少なくなることはない。
ただ、民間病院では、医師の新陳代謝がそれほど高くは無いので、若手医師がどんどん増える環境にはないことが多く、
自分が30代、40代でしていた診療を、50代以降も続ける必要性がでてくる。
そうなると、「最近、体がしんどいなあ」といったように、自分の体力、精神力の衰えとの勝負になる。
サッカーを、30代、40代と続ける選手のような、体力的なキツさと向かい合わないといけなくなる。
上述の急性期病院モデルとは別の問題がでてくるのだ。
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