ビデオ通話の物足りなさについて思うところ
今年は、自分が運営している医師のキャリア革命(オンラインサロン)で
Zoomを使ったウェビナー(講師が話して、視聴者は聞き手)
マンツーマンのビデオ通話相談
というのもをしてみました。
ビデオ通話のメリット
メリットはとてもたくさんあります。
遠距離にいる人が移動のコスト(金銭、時間)を支払わずに情報にアクセス可能
会場が不要(コスト削減、3密回避でコロナの感染対策)
セミナーを録画しておいて、情報コンテンツとして配布(再利用)が可能
早送り再生が可能なら、情報密度を上げることが可能
これらは、オフラインで開催されるミーティングを大きく上回るメリットになりえます。
ビデオ通話のデメリット?限界?
特にマンツーマンのビデオ通話をしたあとに、
うーん。なんかものたりない。。。
と感じることがあります。
それもそのはず。
ビデオ通話って、実際に会ってお話することに比べると
・視点が合わない
・3次元の視覚情報が2次元に圧縮されてしまう
・解像度が低い
・音声データが圧縮される(正確に相手の口から発せられた音とは異なるものに変換)
・匂い、触覚などが伝わらない
・画面の外にあるものの情報が共有できない(天気、お店の賑やかさなど)
例えば、飲食店を予約して、1時間2人でおしゃべりをした時に交換できる情報を100とすると
ビデオ通話だとそれが、50〜60くらいに圧縮されてしまう印象。
一言で言えば、「相手にグサッと刺さらない出会い」
ということになります。
これ、「この人を落としたい」というシーンでは致命傷になります。
だって、自分の魅力の50〜60%しか相手に伝えられないわけですから。
それと、人と会う時の楽しさ、思い出って、意外と
「二次会に移動中に、道端に落ちている犬のうんこを踏んで、二人で大笑いする」
みたいな、ところにあったりするんですよね。
シチュエーション、二人のテンション、突発イベントなどが完全に一致する瞬間。
二度と訪れることのない瞬間。
こういう、二人の出会いを価値あるものにする瞬間が、ビデオ通話だと絶望的に起こりません。