2020年は新型コロナに振り回された1年でした。
2021年は、どのような1年になるのでしょうか。
2021年前半については、
人類と新型コロナ戦争の最大の山場となりそうです
好材料は、もちろん新型コロナに対して非常に有効性の高いワクチンの接種が世界中で始まったこと
悪い材料は、新型コロナの変異株が相当たちの悪い性質を持っていること
変異株の伝染効率が50%高くなるのは、重症化が50%増えるよりも問題であることについて、@LSTHMの数理疫学者の説明
*要点は、伝染が高まる効果は伝染するたびに上乗せになる=指数関数にのる=鼠算式にふえる=ので、多少の重症化の率の上昇より、はるかに重症患者・死亡者を増やしてしまう。 https://t.co/347xjag9a0— Masahiro Ono 小野 昌弘 (@masahirono) January 1, 2021
重症化率が50%増えるよりも、伝染率が50%増えるほうが問題になる
というのは、今回の新型コロナウイルス感染の本質に近い気がします。
まさに、最強の矛(新型コロナウイルス変異株)と最強の盾(ワクチン)の対決になりそうですね。
ワクチンについては、新型コロナウイルスを抑え込める人数まで、どれくらいのスピード感をもって接種がすすむのか?
がポイントだと思います。
医療従事者、高齢者、持病持ちの方から開始されると思うのですが、実際に新型コロナウイルスを抑え込むためには、相当な人数に予防接種がなされないといけないのでしょう。
これが、半年先なのか、1年以上先なのか?
あと、今年は、オリンピック開催というイベントが控えています
国民の命を守るというのが本当ならばオリンピックは中止するでしょうが、政府は強行しますでしょ。日本の名だたる大企業が大金ぶち込んで協賛してるんで、やらなきゃそのカネをドブに捨てる事になる。政治家にこれは出来ん。次の選挙で落とされちゃうからな。
さて我々はこの人災にどう備えるべきか?— サウザー (@Fist_of_Phoenix) January 1, 2021
医療の現場に身をおいていると、控えめに言っても
現状で今年の夏のオリンピック開催は、難しいのでは?
と感じます。
ただ、Go Toキャンペーンの顛末を眺めていて感じたことは、
政治的な決定というのは、いろいろな力学の総和として決まる。
もちろん、科学(サイエンス)に耳を全く傾けないわけではないけれども、
その声は意外と小さい。
医療の現場というのは、「科学(サイエンス)至上主義」なんですよね。
そして、実際にそうあるべきだとも思います。
でも、少なくとも日本の進む方向というのは、それだけで決まるわけではないのであります。
最後に、集合知という考え方についても。
整形外科医のブログ主(自由気ままな整形外科医)とはリアルなお友達なのですが、
・株式指標を、集合知として利用する方法
について、教えてもらったことがあります。
もちろん、世界的な大規模金融緩和を盛り込んではいますが、アメリカ経済、日本経済ともに株式指標は好調を維持しているようです。
これは、
・人類の集合知としては、新型コロナウイルスの脅威を乗り越えられる
という方向に向かっているようですね。
少し明るい話題を提供してみました笑
新型コロナについては、TVのワイドショー(笑)を見るよりも、以下のお二人のTwitterを追いかける(定期的に非常に質の高いweb記事を投稿されています)のが一番です。
マスコミの果たす役割がだんだん少なくなり、
有用な情報を発信しつづける個人の時代になるのでしょう。
変異したウイルスについて簡単にまとめた記事はこちらに書いています👶結構マシュマロ来ますが、まず読んでみていただければ…。個々人のレベルでは対策は変わりません。
英国で検出された新型コロナの変異株 日本への影響は?どの程度恐れるべき?(峰宗太郎) – Y!ニュース https://t.co/OxI7iI7fIC
— 峰 宗太郎 (@minesoh) December 26, 2020
前回が今年最後と言いつつ、本当に今年最後のお願いにやってまいりました。
年明けの状況を少しでも良くするために、皆さまお一人お一人のご協力をよろしくお願い申し上げます。https://t.co/ew1zM4oYA0— 忽那賢志 (@kutsunasatoshi) December 31, 2020
新型コロナ感染症対策分科会の尾身茂会長は、私の中では完全に炎柱の煉獄杏寿郎さんですね。
日本のために命を燃やしている。使命感あふれる姿は、心の底から尊敬しています。