時間とお金は、つねに交換されています。資本家は時間もお金も手に入れる。労働者はお金を手に入れるために時間を失う。資本家と労働者が、どのように時間とお金を交換しているのかについて、記事にしてみました。
お金で時間を買うことができる
例えば、バスで移動したら30分かかるところを、タクシーを使って15分で移動できたとします。当然お金はたくさん必要ですが、時間は短くてすみます。他にも、ハウスクリーニングを業者に委託するのも、お金を払うことで、自分が掃除する時間を短縮している(第三者にお金を払うことで、その人の時間を買っている)ともいえます。このようにして、お金持ちは、お金で人の時間(サービス)を買うことが可能です。
時間でお金を得ることも可能
アルバイトをして、お金を稼ぐというのは、自分の時間を雇用主(資本家)に提供して、お金を得ているといえます。先ほどの例とは真逆です。自分の時間は、人生そのものであり、有限です。その貴重な時間を相手に渡して、給料を得ているというのは忘れてはいけない、重要な事実です。
資本家は、なぜ裕福になれるのか?
成功した自営業者は、子供の運動会に参加したり、子供の塾の送り迎えをしたりしています。つまり、自由時間をたくさん持っているわけです。もちろん、お金持ちです。なぜ時間もお金も手に入れることが可能なのかというと、資本家は、労働者から、労働力という名の時間を集めて、自分のビジネスモデルを高速回転させる(リバレッジをきかせる)ことで、収益(お金)を手に入れているのです。つまり、時間と、お金を同時に効率よく手に入れているのです。そして、手に入れたお金を利用して、さらに人の時間(サービス)を手に入れるため、時間にもゆとりができるのです。
労働者(勤務医)のままでは、自由な時間が手に入らない
逆に、労働者は、自分の労働力(貴重な時間)を資本家に提供することで給料を得ています。たくさんのお金を手に入れるためには、自分の時間をたくさん提供しなければなりません。つまり、お金を手に入れるためには、自分の時間が犠牲になるというモデルからなかなか脱出することが難しい状況に置かれていると言えるのです。
まとめ
医師は高額所得者の代表で誰もがうらやむ職業だと思います。しかし、労働者であることにかわりはなく、時間と資産を同時に手に入れることが案外難しいのです。自分の生活の中に、資本家の割合を増やすことで、少しずつではありますが、時間とお金の両方を手に入れるサイクルを築くことが可能になります。
資本家と労働者の立場から、医師とお金の関係を考える
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