資本家と労働者

資本主義を生き抜くために医師としての労働力以外の商品をもとう

資本主義を生き抜くために医師としての労働力以外の商品をもとうというお話です。

自分のビジネス(商品)を持つとは?

資本主義の本質というのは、自分が人のために役立つモノ(労働力、商品、サービス)を市場に提供し、必要とする人から対価をもらうことです。労働力というのは、対価をもらうための一つの手段です。ほどんどの医師が、従来は、労働力を提供することでお金を稼ぐという価値観で働いてきました。いまなお、それで困ることはありませんが、今後は、労働力以外の商品を持つことで、お金を手に入れるための選択肢が増えます。

商品といっても、モノ以外に、自分の持つ知識や経験、金融資産、不動産など、人の役にたつものはいろいろな種類があります。医師は労働に対する時間単価が非常に高いため、どうしても、お金を稼ぐということは働くこと。と考えがちですが、労働力以外にも、資本主義の世の中で人の役にたち、お金と交換できるものは色々あります。

労働力だけに依存していると、一生働き続けないといけない(ラットレース)

労働力の弱点というのは、自分が働き続けることでしか、お金をもらうことができない点です。逆に、金融資産や不動産を運用して、利益を得る場合は、直接自分が働かなくても、お金を手に入れることが可能です。これを不労所得ともいいます。金融資産投資、不動産投資で、リタイアできるほどの所得を得ることは容易ではありませんが、大切なことは、自分の労働力以外に、収入をえるための器(商品)を複数もつことだと思います。

資本家は時間もお金も手に入れる。労働者はお金を手に入れるために時間を失う。

商品を持っているだけではダメ。それを周囲に知ってもらうためのマーケティング技術も必要

色々とやるべきことはありますが、他人に自分の商品を知ってもらうためには、マーケティングが必要になります。自分の所有している不動産であれば、それを賃貸物件を探している人に伝える技術が必要になります。自分の知識が人に役立つためには、ブログやSNSを使って、様々な人に伝えなければなりません。

このような技術は、医師の仕事をしていても、なかなか身につくものではありません。可能であれば、医学生のうちから。あるいは医師になった後からでも、勉强と実践を経て、少しずつ自分のものにしていかなければならないものだと思います。

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