SNSとブログ

医師のポータブルスキルについて

本日は、医師のポータブルスキルについて記事にしてみました。医師は転勤が多く、自分が数年かけて、職場で築き上げたものがあったとしても、自分と一緒に持ち出せるものは意外と少ないというお話です。

自分の知識と技術

ポータブルスキルとして、一番に思いつくのが、自分の知識や経験と、技術ですね。これは、ポータブルスキルの中でも、非常に大きな財産となりえるものです。自分がプロフェッショナルたる所以とも言えます。

しかし、最近は新しい知識が次々に増えてくるので、キャッチアップし続けることは容易ではありません。手術に関しても、自分が10年以上積み上げてきた技術とは全く異なる領域の技術(ロボット手術など)が開発される可能性もあり、時代についていくのは大変です。プロフェッショナルとして生きていくことの難しさを、ナレーション付動画として紹介しますので、お時間のある時に御覧ください。

ブログやSNSに蓄積された情報

意外と意識されていませんが、ブログやSNSに書かれた情報と、そこに集まる人達は、非常に重要なポータブルスキル(ポータブル人脈?笑)です。自分の外来に通院されている患者さんや仲良くなった医療スタッフ達は、自分が転勤してしまうと、一緒に連れて行くことができません。しかし、インターネット上に築いた人脈は、転勤しようが、海外に移動しようが、影響は全くありません。

転勤すると、良い意味でも、悪い意味でも、人を一緒に連れていくことができません。転勤が多い医師にとって、何年もブログを書き続けたり、SNSでフォローワーを増やしておくことは、とても重要なことだと思います。

SNSとブログを用いた医師のセルフブランディングについて

医師として働きながら、常にポータブルスキルについては、考えておこう

自分が開業しているのであれば、そこで5年、10年、それ以上の期間に渡って、人脈を築き上げることが可能です。しかし、勤務医というのは、その病院で頑張った業績、手術数、外来患者さんなどを、転勤の際、いっしょに持ち出すことができません。逆に言えば、自分の頭の中にある知識や、経験、手術の技能というのは、ポータブルスキルとして非常に重要なものと言えます。人脈に関して言えば、先輩や上司とは、また一緒に働くことになるかもしれませんが、運に依存します。しかし、SNSやブログを上手に使えば、転勤が多い環境の中においても、数年かけて、人脈を積み上げていくことも可能になると思います。