労働環境の改善

医師は、自分の時間、住む場所、働き方を自由に決めることができない。

医師が犠牲にしているものについて

自分の時間を自由に使う権利

救急外来を受診した患者さんの診察に呼ばれる、病棟の患者さんの処置に呼ばれる、緊急の手術になり病院にかけつける。医師は休日、夜間問わず、労働時間外に呼び出されることがあたりまえと感じています。研修医の時代から、24時間、365日いつでも呼び出される仕事を続けてきたことが大きな理由の一つです。しかし、それは、世間的には非常に特殊な働き方であることは知っておくべきでしょう。

人生120年時代に向けて。医師もスモールビジネス所有を真剣に考えよう。

自分の好きな場所に住む権利

医局人事に属していると、20代、30代は、自分の意志とは無関係に、数年ごとに転勤させられることは普通です。マイホームを購入したとたん、転勤を指示され、単身赴任が始まるというのは、ある意味お決まりのコースといえます。所属している医局によっては、40代、50代にも、転勤させられる可能性があります。自分の好きな街に住む権利が無いというのは、正直つらいですね。
医師にスモールビジネスが向いている3つの理由

自分で働き方を決める権利

40代になったら、当直は免除してほしい。自分は、週末はゆっくりしたいから、土日の当直は外して欲しい。手術について、50歳になったらメスを置き、外来メインで仕事をしたい。そのように自分が希望したとしても、自分で自分の働きかたを決める権利はありません。病院から指示されたら50歳になっても当直をしないといけないのです。体力が衰えてくるにつれて、体力を必要とする労働(当直、当直明けの勤務、手術)などが、だんだんしんどくなってきます。そうであっても、自分の働き方を自分で決めることができないのです。
医学生のうちにスモールビジネスを立ち上げる3つのメリット

最終的には、スモールビジネスを所有して、経済的な自由に到達しないかぎり、本当の自由は手に入らない。

人生が、70代で終わっていた時代であれば、50歳くらいまでに稼ぐだけ稼いでおいて、その金融資産投資の利息や配当金で、ハッピーリタイアというシナリオが描けました。しかし、超低金利時代に、お金の利息で生活することは難しいですね。人生100年時代においては、自分の労働力に依存しないビジネスを所有することが非常に大切になっています。