人的資本の維持が重要に
人生100年時代と言われるようになりました。おそらく、70歳、80歳まで仕事を続けていく人の割合というのは今後増加していくはずです。金融資産を1億円ためてハッピーリタイア。金融資産運用で生活費をまかなうというのが勝ちパターンでしたが、現時点ではなかなか厳しいのが現状です。金融資産を3%で毎年安定して運用するのは容易ではありません。1億円の3%は300万円ですから、金融資産の運用益のみで生活をしているなら、相当質素な生活にするか、もしくは資産を取り崩して生活することになります。
金融資産、不動産投資で稼ぐのが難しい時代。
資産を取り崩す生活では精神的な安定を得にくい
医師としての収入がなくなり、日々1億円の資産が減少していくのはかなりの不安がつきまとうはずです。そうなると、ある程度の金融資産を蓄えることはもちろんのこと、高齢になっても働いて、なんらかの収入をえつづけることが、安定した生活を続ける一つのコツになりそうです。
体が資本
これまで以上に、人生のできるだけ最終ステージまで働くことの価値が高くなっています。そうなると、自分の体を長く健康に保つための投資というのは若い頃から心がけておく必要があることに気付かされます。具体的には、体型の管理と歯の管理です。体型の管理について言えば、筋トレの習慣、マクロ管理法に基づいた適切な食事管理です。年をとっても働きづづけるためには、体の筋肉量を維持することがとても重要になります。幸い、骨格筋は何歳になっても鍛えて、サイズを大きくすることができると言われています。最低でも1週間に1回は、筋トレをしたり、プールで泳いだりといった習慣を持ちたいところです。日々の生活でいえば、通勤を自転車でする、飲み会には徒歩で行く、院内でできるかぎり階段を使うというのが有効かもしれません。
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歯の管理も重要
年をとって、若い頃にしておけばよかったと後悔することの一つが歯のケアです。40代を過ぎると、歯を失うリスクが増大します。歯を失う一番の大きな理由が歯周病(歯槽膿漏)です。これは、10年に1本ずつ歯を失うのではなく、ある年に数本の歯を失うといった感じで、突然歯が抜けてしまいます。毎日歯磨きをすることはもちろん重要な習慣ですが、歯磨きだけで歯周病を予防することはできません。歯磨きに加えて、デンタルフロスを使う習慣を身につけ、3ヵ月に1回、最低でも半年に1回は、歯科でプラークコントロールをしておくことが大切です。
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