若さを保つ

1日3食を見直す

博士
博士
ダイエットのお話

1日のトータルカロリーを制限する方法

今までいろいろなダイエットを試してみたのですが、根底に「1日3食たべないとダメ」という固定概念がありました。
一般的なお医者さんの生活を考えると、1週間に1〜3回外食(飲み会)があるという人が多いのではないでしょうか?
その場合、1日のトータルカロリーを制限する方法だとあまり相性が良くないんですよね。
1日のトータルカロリーを制限する方法だと、飲み会の日は、朝と昼の献立をカロリーの低いものに変えなければなりません。よほど理解のある奥様なら話は別ですが、正直、「お前の飲み会に合わせて献立を変えるなんて無理。飲み会に行かなければよいでしょ」というのが総意でしょう笑

飲み会の日は1日1食でいいんじゃないの?

1日3食食べる。1日のトータルカロリーを制限する。という価値観を見直す本がありました。

この本のメッセージで面白いのは、
1日3食たべなくても良い
というもの。(注意 糖尿病やその他の基礎疾患がある方に対して、推奨しているものではありません)
どちらかというと、1週間に摂取するエネルギー量をコントロールできればそれでよい。という考え方。
1日3食、場合によっては、食後のデザート、夜食を食べていると常に体内にグルコースが補給されて、それに反応してインスリンが分泌される状態が続いています。
逆に、1日のうちにインスリン分泌が少ない時間を意図して作るというのが、この本の面白いところ。

例えば、金曜日の夜に飲み会がある場合、
金曜日の朝 控えめの朝食
昼 絶食(もしくはおにぎり1個)
夜 普通に食べる
土曜日の朝 絶食
昼 少なめの昼食

みたいな感じです。
実際に1ヶ月ほどやってみたのですが、僕個人の体験でいうと
・昼食を抜いても、低血糖にはならない(むしろ空腹感は少ない)
・ぷち断食のときの方が、体の調子がよい(精神が研ぎ澄まされたような、なんともいえない感覚)
・体重管理も圧倒的にしやすい

これは、僕の個人的な意見なので、該当しない人も多いと思うのですが、僕は過去1年ほどゆるやかにダイエットしてきたので、もともと1食あたりの摂取量が少ないです。なので、カツカレー食べて、数時間後に眠くなる(高血糖からのインスリン分泌による急激な血糖降下)みたいなライフスタイルがありません。グルコース、グリコーゲンに頼らずに、脂肪を燃焼してエネルギーを補給することができる体質になっているのかもしれません。

この本のダイエット方法がおすすめできる人

3食食べて、間食ももりもり食べている人がいきなりこの方法にトライすると失敗する可能性が高そうですね。そのような生活習慣のある方は、最初は、レコーディングダイエット(毎食、間食でどれくらいのカロリーを摂取しているのかを把握する)から始めてみて、数ヶ月から半年くらいかけて、緩やかな減量(ライフスタイルを変えること)から始めるのが良いと思います。
ある程度、カロリー制限が身についた方が、ダイエットの停滞期に入った時、もしくはダイエットを楽に維持したいときにこの本が役に立つのかもしれません。