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スモールビジネスはフリーランス医師の弱点を補完する

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勤務医とフリーランス医師の違い

フリーランス医師の良さというのは、自分の人的資本(働いて稼ぐ力)の生産性を最大化できることだと思います。自分が苦手とする領域(年をとってから急性期病院の当直業務をするなど)を避け、自分の能力を一番発揮しやすい環境で働くことで、生産性を上げることが可能になります。ですが、デメリットもあり、働くことをやめると、収入が激減してしまうことがあげられます。

[box04 title=”フリーランス医師の特徴”]働いて稼ぐ力を最大化して、自分が働きやすい環境で稼ぐことができる。弱点は働かない(働けない)と収入が途絶えてしまうこと[/box04]

勤務医であれば、インフルエンザに罹患して、1週間自宅で療養していたとしても、海外の学会に参加していたとしても、基本的には安定した給料を手に入れることが可能です。しかし、フリーランス医師の場合は、インフルエンザで外来を閉じてしまうと、収入がゼロになってしまいます。この違いは、よく理解しておくべきだと思います。

スモールビジネスのオーナー

スモールビジネスを所有するというアイディアは、フリーランスになることと誤解されることがありますが、これは間違いです。勤務医を続けながら、職務規定にふれない範囲でスモールビジネスを行うという方法もあります。もちろん、フリーランス医師をしながら、スモールビジネスを行うことも可能です。スモールビジネスというのは、車に搭載することのできるカスタムエンジンのようなものです。勤務医であれ、フリーランス医師であれ、自分が働いてお金を稼ぐという点は共通しています。自分が働いて稼ぐという大型エンジンのオプションとして、スモールビジネスというカスタムエンジンを搭載するという発想が理解しやすいかと思います。

合同会社という乗り物を使ってスモールビジネスをすれば節税が可能

フリーランス医師になったとしても、労働から得た収入を、法人の収入にして節税することは、認められていません。

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つまり、勤務医からフリーランス医師になっただけでは、働いて稼ぐというモデルから抜け出すことはできず、使える節税の種類もそれほど増えません。そのため、フリーランス医師になって、長時間働いたたら年収は増えますが、それに伴って所得税率も上昇してしまい、燃費の悪い働き方になってしまうのです。給料は源泉徴収と確定申告により、完全に捕捉されてしまうので、抜け道はありません。

スモールビジネスのオーナーになれば、合同会社という便利な乗り物を利用して、節税が可能になります。合同会社を利用した節税は、源泉徴収よりさらに川上でお金を手元に残すことができるので、非常に効率的に資産形成が可能になります。

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フリーランス医師こそスモールビジネスを所有するメリットは大きい

フリーランス医師は、自分が働かないと収入がゼロになってしまうのが最大の弱点です。しかし、スモールビジネスは、育てるのが大変ですが、いったん育ってしまえば、自分が寝ている間にもお金を稼ぎ続けてくれるありがたい存在です。

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働かないと稼ぎがゼロになるフリーランス医師の弱点を補う効果も期待できます。フリーランス医師は、効率的に稼ぐことができるので、自分の自由時間を持ちやすいという特徴もあります。その自由時間を使って、スモールビジネスを育てることができれば、最強の存在になれるかもしれませんね。

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