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医師の出張でカプセルホテルを利用するメリット、デメリット

博士
博士
最近はきれいなカプセルホテルが増えましたね

ホテル価格の高騰とカプセルホテルの進化

ここ10年ほどの間に、特に都心部のホテルの価格が高騰しています。
普通のビジネスホテルに宿泊しようと思ったら、1〜2万円が相場でしょう。

民泊(Airbnb)が登場した時期は、民泊に泊まるとかなり安い!というイメージがありましたが、現在の都心部の民泊の優位性というのは、「複数で宿泊して、割安に借りられる」ということだと思います。
例えば、家族5人で旅行に行くのなら、ビジネスホテル2部屋借りるよりも、民泊を借りるほうが安いし、同じスペースで寝泊まりできますよね。逆に言えば、民泊に1人で泊まるというのは、特に安いわけでもないし、ビジネスホテルに対する優位性を感じることはなくなりました。

どうせ、出張の時は飲み会だから、ホテルは眠れたら十分。そんなホテルに1万円以上払いたくない。
と考えるお医者さんも多いことでしょう。

そのようなニーズを満たすため、進化したカプセルホテルが最近は増えました。
ちなみに余談ですが、カプセルホテルというのは、ホテル営業ではなく、簡易宿所営業にあたるのだそうです。

ベッドが1段か2段か?

多いのは、2段ベッドのタイプ
ちなみに、2段ベッドタイプのカプセルホテルにも2種類あって、横幅がかなり狭いタイプのカプセルホテルが多い一方で、横幅が広いカプセルホテルもあります。

過去に泊まってみて好印象だったのがHotel Cargo Shinsaibashiです。

こちらのホテルは、共用スペースの設備がきれいなのと、なんといっても、横幅の広いベッド。
荷物が多くても、これだけ横幅が広いと安心ですね。

ベッドが1段になるとさらに快適性が増します。
First Cabin

僕はFirst cabinには宿泊したことがありませんが、これはかなり快適そう。

カプセルホテルを選ぶ際に外せないポイント

カプセルホテルになんどか宿泊してみて、個人的に外せないポイントをまとめてみます

共用スペースの設備の充実度、清掃頻度

洗面台、シャワールーム、トイレといった共用スペースの良し悪しは、宿泊時の満足度に大きく影響します。
シャワールームがボロかったり、清掃頻度が少ないと、前の人の髪の毛が大量に排水口に詰まっていたりするとげんなりしますね。
このあたりは、カプセルホテルの運営サイドも理解しており、最近できた人気のカプセルホテルは、設備も新しく、清掃が行き届いています。おそらく1日のうちに数回清掃を行っているのではないでしょうか。

防音性と密度

カプセルホテルは、構造上、入り口に扉がありません。カーテンに近いようなもので外からは見せませんが、基本的に完全な防音にはなっていません。
ですから、隣、もしくは上下との壁が薄かったり、物理的な距離が近い(つまり1室が狭い)場合は、かなりのストレスをうけます。
いびきはもちろんですが、深夜に酔っ払って帰ってきた人が、大きな音を立てて、びっくしして目が覚めるみたいなこともありえます。
ということもあり、僕は少しお金をかけてでも、広めのスペースが確保できるカプセルホテルを選びます。

カプセルホテルのメリット

価格が通常のホテルより安いことが最大のメリットです。そして、意外なことですが、最近のきれいなカプセルホテルだと、普通のホテルより、シャワールーム、洗面台がきれいなことも多いです。あと、ホテル内に夜遅くまであいているBarがあったり、読書スペースが用意されていたりするパターンもあります。共用スペースのスペックが良いカプセルホテルをみつけられたらポイントが高いですね。

カプセルホテルのデメリット

他の宿泊者の生活音に暴露されるというのが一番大きなデメリットですね。上述したとおり、夜遅くにホテルに戻ってきたお客さんが、大きな荷物をドスンと部屋に入れただけで、周囲は目がさめてしまいます。洗面台でドライヤーを使われると、朝はやくに目が覚めてしまうということもあるでしょう。ちなみに、ドライヤーの使用に配慮して、宿泊スペースからかなり離れた場所、あるいは別の階になっているホテルもあります。

そして、2段ベッドで横幅が狭いタイプのホテルだと、大きな荷物を持ち込みにくいというのもデメリットですね。もちろん、トランクなどは、別の場所に預けることも可能ですが、手元においておけないというのはデメリットになりえます。カプセルホテルによっては、自室内に財布などを入れておけるセーフティーボックスが設置されているケースもあります。

あと、個人的には、シャワースペースや洗面台が汚いのは、どうしても無理。以前地方に出張の際、古めのカプセルホテルに宿泊した時は、洗面台(男女共用)に大量の髪の毛が落ちていて、普通のホテルにすれば良かったと後悔したこともあります。