俺の屍を越えてゆけ(日記)

仕事のやりがい

医師の仕事というのは、大前提ですが
・やりがいが非常に大きいもの
と個人的には思っています。

特に整形外科医なので、原因を治せる。痛みが治る。運動機能が改善する。
みたいな、目の前の患者さんに感謝されることが非常に多いです。

白内障の手術をして、目がよく見えるようになった。
関節リウマチの投薬が著効して、痛みがなくなった
みたいなものも感謝されるのだろう。

でも、もしかしたら、
・高血圧の人の血圧が下がる
・血糖値が下がる
みたいなものって、患者さんからの感謝の量ってそれほど大きくないのだろうか。

それはさておき。自分が頑張ったら、患者さんが良くなる。感謝される。
こんな恵まれた仕事というのもなかなか世の中には無い気がする。

それは大前提とした上で。
他人からの感謝というのは、自分自身にとっては、栄養ドリンクのようなものかもしれない。
カフェインモリモリの栄養ドリンクを飲むと、その瞬間集中力がアップして、頑張れる。

でも、これって、ちょっと(いやかなり?)自分自身の体、精神には負担をかけているのだと思う。
平常運転の仕事に、ブーストをかける作用がある。

だから、外科医というのは、気をつけないと
カフェインモリモリの栄養ドリンクをガブガブ飲み続けながら日々生活することになるのかもしれない。

人生が5年。10年ならそれでいいのだけれども。