プリズン・ブレイク

プリズン・ブレイク

博士
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5月からラーメン屋することになりました。

最近、医師の働き方と出口戦略というブログ記事が多かったので、お気づきになられた方も
いるかもしれませんが、3月末に職場を退職して、4月以降新しい働き方に挑戦しようと思っています。

実は、今回の働き方変更に関しては、衝動的なものではなく、
もうかれこれ5年程前から計画してきたこと。

こういう話ができるのも、今しかないかな(新しい働き方が始まったら、たぶん今の記憶や感情は薄れてしまい、記事にすることもない)と思うので記録として残しておこうと思います。

組織の中で実力を発揮できないジレンマ

5年前アカデミアのど真ん中にいた時代。
日本の整形外科代表としてアメリカ西海岸を1ヶ月間かけて施設訪問した時期。
そこが自分のアカデミアの中での、ピークでした。
それ以降は、
・大学病院での多忙(手術、学生や研修医の教育、医局運営のサポート)
・自分のやりたいことができない不自由さ
・自分のカレンダーが医局行事で埋め尽くされていく拘束感
といったマイナスイベントが多くなり、
・自分の一度限りの人生を生きている実感が持てない
という感情に支配されるようになりました。

でも、これは正確な表現ではなくて、当時の感覚を正常に表現するとしたら、
多忙という麻薬で、脳が麻痺した状態。
普段は、
大学病院勤務で、他人から与えられた仕事、スケジュールをこなすことが自分の幸せである
と脳が勝手に思い込もうとしていた状態。
めちゃくちゃ忙しい、この他人から与えられた仕事を自分がこなしているのは、
自分がやりたいことだからだ!
という、今思ったらむちゃくちゃ論理破綻した思考を、脳が勝手にプログラミングして、
自分という体を動かしている状態でした。

まあ、そうでもしないと、人生に絶望して、命を絶ってしまうからでしょうな。
人間の生存に有利な、脳の仕組みなのでしょう。
(だからこそ、今まで、自分の遺伝子が先祖から引き継がれてきたわけです)

脳に麻薬を打ち続けていると体が悲鳴を上げはじめる

他人から与えられた仕事でスケジュールが埋め尽くされていく
そして、その仕事は自分の将来の幸せのために頑張っているのだ
というプログラミングが起動し続けていると、当然ですが、本来自分が持っている
・精神、肉体
にダメージが蓄積していきます。
そのダメージを緩和するために、おそらく脳内麻薬が分泌されて、
なんとかかんとか仕事をつづけている状態です。
1週間や1ヶ月の蓄積ではなく、年単位で蓄積していくので、
自分の場合はうつ状態になり、休職しました。

病院を休んでいる間に、色々将来について考えるようになりました。
明日のブログに続く

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