医学生のうちに

医学生のうちに経験しておくべき5つのこと

医師になると、時間的、精神的な余裕がなくなります。そうなる前に、医学生時代に経験しておいた方が良いと思う5つのことをご紹介します。

医師になったらできない仕事をアルバイトとして体験しておく。

これは、お金を稼ぐためというよりは、社会の仕組みをしるために必要なことです。医師になると、当然ですが、医療に無関係のアルバイトをする可能性はゼロです。医師の時給単価が非常に良いため、あえて引っ越しのアルバイトやコンビニのアルバイトをする必要性がないためです。逆に言えば、医師になってしまうと、非医療系の仕事をする機会は限りなくゼロになります。

ですから、学生時代は、時給が安かったとしても、引っ越し、コンビニ、ユニクロ、居酒屋などでアルバイトをしてみるのも良いでしょう。お金を稼ぐことの大変さ、お客さんからのクレーム対応、バックヤードでの物の流れなど、勉强になることが多いと思います。逆に、家庭教師のアルバイトは時給単価が良いですが、学生に勉强を教えることで、得られる人生経験は少なく、医師になってから役立つことはあまりありません。

読書の習慣を身に着けておく

自分が一生の内に体験できることというのは、それほど多くありません。しかし、読書を通じて、他人の人生経験を自分のものにすることが可能です。それこそが読書の醍醐味といえるでしょう。1000円を超える本を買うのが学生の時にはためらわれるかもしれません。しかし、本ほどコスパの良い買い物、自己投資はありません。セミナーであれば、数万円するようなものはザラですが、実は本に書いてあることの要点だけをセミナーで話すことがほとんどです。それほど、書籍というのは、情報量が多いのです。さらに、医学生の内に、自分の人生を変えるような本に出会えたとして、自分の人生の進路が1度変わったとします。若い内に1度変わると、50〜60代で到達できる場所は、ものすごく大きな違いになります。

一流の医師になるためには読書をオススメ

英会話、リスニングを鍛えておく

自動翻訳の技術が日々向上していますが、そんな現代においても、日常英会話ができることには、かなり大きなアドバンテージがあります。医師になるのであれば、専門性の高い医学用語を身につけて、論文を読むことは、一生続けていく必要があります。医学英語を学ぶことは非常に重要なのですが、日常レベルの英会話ができると、さらに活動の範囲が広がります。

実は、海外の医師とコミュニケーションをとるのであれば、e-mailのやり取りで十分です。今は、海外の医師から届いたe-mailをgoogle翻訳で翻訳すれば、大体の内容は理解できます。返信についても、日本語文章を英語翻訳すれば、大体の文章は書けますが、ここだけはもう少し自分で修正が必要になります。

しかし、海外の学会に参加して、医師とコミュニケーションをとろうと思ったら、「どこから来たの?」「普段どんな仕事しているの?」といった感じで、3〜5分ほどの会話ができるかどうかは、非常に重要です。ここで、ネイティブのようにペラペラしゃべる必要はありません。相手が話した内容を聞き取り、中学校レベルの英語で良いので、きちんと答えることができれば、全く問題はありません。ただでさえ、日本人は、初対面の外国人としゃべることに抵抗があります。その上、英会話が全くできないという自己暗示にかかっていると、海外の医師に話しかけることはできなくなってしまいます。

副業(スモールビジネス)を複数立ち上げる

アルバイトの社会経験と平行して、自分でいくつかのスモールビジネスを立ち上げることをオススメします。といっても、資本金無しで手軽にできるものから始めてみたら良いと思います。ハードルの低いものであれば、メルカリで不用品を販売してみること。他にも、ブログを書いて、アフィリエイト報酬を受け取ることも良いと思います。ブログは、セルフブランディングにもつながるので、ぜひ開設しておきましょう。医師になると、医業が生活の100%を占めるようになってしまい、スモールビジネスに関わる時間的、精神的余裕がなくなります。そうであるからこそ、学生時代に小資本行えるスモールビジネスを体験しておきましょう。

医学生のうちにスモールビジネスを立ち上げる3つのメリット

セルフブランディングをしておく

自分の得意なことを人にしってもらい、自分の得意とする人に役立つ商品を購入してもらうことは、資本主義の基本中の基本です。それを行うためには、自分のファンが集まる場所を、ネット上に確保しておく必要があります。その場をつくることが、セルフブランディングの本質です。Twitterやブログを書いて、自分のファンが集まる場所を医学生の時から確保しておけば、将来自分がやりたい事を広めるためにきっと役に立つでしょう。

SNSとブログを用いた医師のセルフブランディングについて