医学生のうちに

ブラインドタッチは医師の必須スキル。医学生のうちに必ずマスターしておこう

医師になると、論文作成、電子カルテ入力などで、タイピングをしている時間が非常に長くなります。タイピングの速さは、生産性に大きく影響するので、学生のうちにぜひブラインドタッチをマスターしておきましょう。

ブラインドタッチとは?

キーボードに指を置く場所を固定することで、キーの位置を体で記憶する

パソコンのキーボードをよく観察すると、アルファベットのFとJのキーに小さな突起がついていることがわかります。

Fの突起に左手の人差し指を置き、Jの突起に右手の人差指を置きます。

そうするとアルファベットのASDFにそれぞれ、左手の小指、薬指、中指、人差し指が乗り、JKL;にそれぞれ、右手の人差し指、中指、薬指、小指が乗ります。

これをホームポジションと呼び、ブラインドタッチの基本ポジションになります。

一列上の段のキーについては、指を平行にスライドします。例えばRは、人差し指でタッチして、Qは小指でタッチします。

下段のスライドも同様です。

そうすることで、例えば左手の人差し指をホームポジションから、一つ上にスライドするとRのキーがあるということを、体が次第に暗記してくれることです。

ブラインドタッチのメリットは、キーボードを見ずに高速タイピングが可能になること

最初は当然キーボードを見ながらのタイピングになります。でも慣れてくると、キーボードを一切見ずに、モニターを見続けながらタイピングすることが可能になります。そして、キーボードに記載されているアルファベットを目視することなく、タイピングができるようになるため、スピードが格段に向上します。イメージするとしたら、ピアノを演奏する際に、鍵盤の位置を指の感覚で覚えてしまえば、鍵盤を見なくても引けるようになるのと同じ感覚です。

まとめ

将来的には、音声入力が一般的になる可能性があるものの、臨床の現場では、まだまだタイピングが主流です。医師になるとかなりの文章を入力する必要がありますから、タイピングスピードは、生産性に大きく影響します。医学生のうちに、ぜひブラインドタッチをマスターしておきましょう。