合同会社

合同会社のメリット。経費で落とすとは?

博士
博士
今日の飲み会代は、ワイがだそう。経費で落とすわ。
あざらし君
あざらし君
あざーっす!ゴチになります

経費で落とすの仕組みをわかりやすく解説

開業医の先生と、飲みに行った時などに、「ここは私がお支払いしましょう。領収書お願いします。」というやり取りをしたことがある人は大勢いると思います。「経営者は経費が使えるからいいよな」、「経営者はタダで飲み食いできるからいいよな。」となんとなく、経費は得というふうに考えている人が多いと思います。でも、実際に経費がどのような仕組みを利用しているのか、正確に知らない人も多いのではないでしょうか?

経費は、利益を少なくして、支払う税金の額を減らす効果がある

経費は、利益を少なくして、支払う税金の額を減らす効果があります。
例えば、話を単純化して、法人の利益が10万円あったとします。利益に対して、法人税を支払う必要があります。

ここで、法人の利益の10万円の中から、5万円を交際費(飲み会代)として支払ったとします。そうすると、利益が5万円になるので、支払う税金の額が半額になります。

経費をたくさん使うと、利益がなくなり、最終的には収支が赤字になり(いわゆる赤字法人)、法人税を収める必要がなくなります。これが、日本で赤字法人が多い理由です。
これをみてもらうとわかるとおり、経費を使ったからといって、自営業者は無料で飲み食いしているわけではないのです。さらに言えば、飲み会に行かなかった場合、支払う税金の金額は増えますが、手残りも当然増えます。つまり、経費として飲み会代を支払うと、税金は安くなるけれども、手残りも減るのです。

経費でごちそうになったのなら、しっかりお礼を言うべき!

経費でごちそうになった時に、サラリーマンは、「あ、ここの飲み会代は経費だからタダなんだ」と考える人がいますが、完全に間違いです。その飲み会代を支払うことで、法人税が少し安くなりますが、結局は、自分の法人の利益を削ることになるのです。ですから、経費といえども、経営者の財布からお金を支払ってもらったことに変わりありません。しっかりお礼を言うべきでしょう。