マネーリテラシー

嫁が家計を管理。お小遣い制の是非

あざらし君
あざらし君
お小遣い制の医者って意外に多いよね
博士
博士
嫁が家計を管理することも良し悪しというお話

一番お金が貯まらないのは夫婦ともに浪費家の組み合わせ

一番お金が貯まらないのは、夫婦ともに浪費家で、貰った給料で、自分達の欲しいものを次々と購入していくパターンです。マイホームが欲しければ購入して、新車が欲しければ購入する。この生活を続けていると、夫婦が両方とも医師であっても、資産形成に失敗する可能性は十分にあります。最も重要な事実は、いくら給料を貰ったかではなく、いくら資産形成に分配できたか?です。

嫁が家計を管理。旦那医師はお小遣い制の是非

奥さんが、倹約家で、旦那(医師)の稼ぎを全て管理している家庭を時々みかけます。旦那は、いくら稼ごうが、お小遣い制ですから、質素な生活をしています。現金はお小遣い製のため、ほとんど渡されず、クレジットカードは使い放題という家計もあるみたいですね。
このような鬼嫁?に家計を完全にコントロールされている医師というのは、貯蓄に成功するパターンもあるようです。しかし、それは、妻のマネーリテラシーが高い場合のみです。旦那の小遣いを極限までしぼった上で、旦那の稼ぎを、マイホームや新車の購入、子供の塾、習い事に全て投入していたのでは、資産形成に成功することはないでしょう。これは、鬼嫁が旦那の稼ぎを、自分の必要とする地位財(豪華なマイホーム、自分の子供に上限のない投資)に投入しているだけです。
そして、奥さんが完全に家計をコントロールしていると、医師本人にお金の知識が全く育ちません。マイホームを買うべきか?収益不動産を買うべきか?退職後に向けて資産形成を行えているか?といった重要な決断が全くできません。全て人任せというのは、とてもじゃないですが、最良の選択とは言えませんね。
他人との比較で満足する地位財を購入してしまう医師への処方箋

一家の最高財務責任者(CFO)は誰?

やはり、自分自身のマネーリテラシーを高めることが、家族全員を養う屋台骨たる男の責務ではないでしょうか。自分が稼いだお金を、どのようなものに投資するのかを決めるのは自分にしかできません。これは、非常に重要な意思決定を必要とするものであり、絶対に人任せにすべきことではないと思います。お金は稼ぐより、使う方が難しいとよく言われます。会社経営でいうところの、最高財務責任者(chief financial officer、CFO)は、家庭の中で誰が務めるのか?家庭のCFO不在のまま、なりゆきにまかせてお金を使いつづけるのでしょうか。一度時間があるときに考えてみることをおすすめします。