俺の屍を越えてゆけ(日記)

日本の医師は能力給では評価されない

あざらし君
あざらし君
日本の医療システムって、社会主義みたいだね
博士
博士
能力がある医師にとっては厳しい環境だね

日本の医師は能力給では評価されない

医学生、研修医時代には想像できないことだと思いますが、公的病院においては、医師は能力給ではありません。給料に関係あるのは、年齢だけです。多忙な医師は、時間外手当がつく分だけ、少し給料は上がりますが、基本給は年齢に応じて決められており、手術を何件やっている、入院患者を何人受け持っているといった実績は、給料には一切加味されません。

能力がある医師にとっては厳しすぎるシステム

勤務医も、日本のサラリーマン達と同じように、基本的には年功序列の給与体系になっています。ただし、公的病院においては、昇給すると時間外手当がつかなくなることもあり、50代に入ると給料が減ることもあります。そして、売上や仕事量と給料は全く相関しないため、悪く言えば、やる気のない外来をして、入院患者をほとんど持たない医師達が組織に最適化された合理的かつ効率的な働き方をしていることになります。働かないからクビになることもありません。

ある日突然むなしくなる

受験戦争を勝ち残って来た医学生達は、医師になってからもライバルに勝つために日々働き続けます。ライバルに勝つことで今のポジションを獲得したという自負がある人達が多いので、医師になってからも、ライバルとの勝負に勝つ道を選びがちです。もちろん、それは良いことだと思いますが、医療の現場が社会主義的なシステムで動いているため、自分の頑張りと周囲の評価がだんだん解離していきます。そして、その動かざる事実に気づいてある日突然、むなしい気持ちになってしまうのです。今までの頑張りは何だったんだろうと。

出世を目指すのはイバラの道

そのような環境にあっても、脳内麻薬によって、働き続けられる人も一部にはいます。でも、ライバルに勝つ道を選び続けた結果が、能力給ではなく、自分が社会主義国の中にいたことに気づくと当然むなしくなってしまいます。ですが、この現実をいつかは知ることになります。

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