副業(スモールビジネス)の実例

カレー専門店をスモールビジネスでスタート。僕ならこうする

カレー専門店をスモールビジネスの視点で考察

自分がカレーを上手に作れるようになったとします。

スモールビジネスは簡単を証明しようビジネスとカレーの作り方 サウザーラジオ(Voicy)の中で、ビジネスとカレーの作り方についての解説が秀逸だったので紹介します。 ...

これをビジネスにしたい。よし、カレー専門店を開店しようと考えたとします。しかし、この方法は、いきなり大きなリスクを取りすぎている気がします。店舗を借りて、内装をリフォームして、食器を揃えて開店する。この時点で、かなりの初期投資がかかるはずです。すでに、カレー専門店として成功するノウハウを持っていて、2店舗目をオープンするならまだしも、飲食店に初めて挑戦するのであれば、もう少し初期投資を少なくして、小さく始めたほうが良いでしょう。この小さくビジネスを始めることが、スモールビジネスの入り口になります。

開店費用を安くするための工夫

なんとか、開店にかかる初期費用を安くできないものだろうか。そこで、ひらめいたアイディアとして、夕方から深夜にかけてBarを経営されているお店のオーナーに以下のようなお願いをしてみてはどうでしょうか?

使っていない”昼間のBar”を格安で貸してほしい。タダでとはいいません。

自分のメリット
Barを間借りするため、初期費用がほぼゼロ

Barオーナーに提案すること
前日Barで使い終わったグラスは、そのまま置いといてください。全て自分が洗います。
カレー専門店のカレーを5食分ブレゼント。これを夜のお店で販売可能
昼間使っていなかったスペースから、僅かではあるが賃貸収入が入る
昼間にカレーを食べに来た人に、Barの宣伝を無料でしてあげる

この条件だとBarのオーナーにほんとどデメリットがありません。おそらく提案にのってくれるのではないでしょうか?

お金のやり取りではなく、自分の得意なもの相手の有効活用できていないものを交換する

カレー専門店のコンセプト

Barを間借りして、昼間だけのカレー専門店をオープンしました。このカレー専門店ですが、ランチ客のみをターゲットにします。1日20食限定で、売り切れたらお店を閉店します。1食1500円のこだわりカレーです。11:00オープンです。アルバイトは雇わず、自分ひとりで営業します。

カレーの仕込みは、自宅で行います。カレーの種類は1種類。

カレーは1日25食分作ります。20食販売して、5食はオーナーさんにプレゼント。
20食完売したら、お店は閉店。売上3万円
家賃1日2000円、食材1日5000円。手残り2万3000円。
労働時間 スーパーの買い出し30分、カレーの仕込み1時間30分、お店の開店前の清掃とランチ営業3時間 合計5時間

23,000円の手残り。労働時間5時間。

カレー専門店の次の展開

この方法で、お客さんが全然つかなかった場合は、別のビジネスを考えましょう。この場合、自分の出費はほとんどありませんし、撤退も容易です。いくらかお金が手に入るでしょうし、なによりビジネスモデルを1回転させた経験が手に入ります。

もし、この方法で、カレーの評判がよく、ランチが売れるようになったら、次の展開を考えます。

まず、多店舗展開を考えてみます。同じ方法で、別のBarのオーナーさんに声をかけて、場所を借ります。調理の方法は、マニュアル化して、自分が今までしていた作業をアルバイトの子に教えます。売上23,000円のうち、5,000円をアルバイトの子に渡して、18.000円を自分のものにします。

さらに、カレーをたくさん作れるように、設備投資します。業務用の鍋、コンロを購入します。そして、一度にたくさんのカレーを作れるようになったら、そのカレーを、複数のBarのオーナーさんに販売します。昼間に1500円で売れているカレーですから、夜も売れるはずです。カレーは温めるだけですから、Barで出しやすいです。Barのオーナーさんに1杯あたり、1000円で販売して、500円はBarの売上にしてもらえば良いでしょう。

小さく始める、在庫を持たないのがポイント

この方法だと、初期費用がわずか(カレーの調理器具と食器)ですみます。上手くいくかどうかは、やってみなければわかりませんが、すぐに始められそうです。そして、在庫が無いので、撤退も容易ですね。