医師の資産形成

資産形成の第一歩は総資産の増減を把握すること

過去1年でどれくらいの総資産が増えたか?

自分の家計において、過去1年間で総資産がどれくらい増えたか把握できているでしょうか?
資産形成の第一歩は総資産の増減を把握することにあります。
給料日にもらった給料を、翌月の給料日までに全部使ってしまい、ほとんど資産が残らないという人は、まずは、自分の総資産がいくらで、それが毎月どれくらいのペースで増えているかを把握することが重要です。
1年間で120万円増加していたら、1ヵ月あたり10万円ずつ資産が増加していることになります。
これが、年間通して、少しでもプラスであるなら、その量を少しずつ増やすことが可能です。
固定費の節約方法を見直すのも良いでしょう。
でも、総資産がどれくらいあり、それが1年間でどの程度増えているのかが全く把握できない状態だと、資産形成は難しいです。

簡単家計簿をつけることから始めてみよう

ダイエットするためには、体重計に毎日乗ることが重要です。それと同じで、資産形成を考えるのなら、まずすべきは総資産の記録を毎月つけることでしょう。

医師がお金を増やすために必要な超簡単家計簿の作り方医師の資産形成において、特に重要になるのが出費(特に固定費)を管理することです。そのためには、家計簿をつけることが非常に重要になります。...

毎月1時間で良いので簡単家計簿をつけてみましょう。
記録すべきは3つだけです。毎月の収入、固定費(支出)、総資産だけで十分です。

総資産が増えるのが楽しみになったら資産形成のスタート

記録をつけ始めると、最初は、思ったように資産が増えないことにがっかりすることでしょう。
でも、資産が増えないという事実に気づけただけ大きな前進です。
その認識があれば、「自分の家計は何が問題なのか?」を考えるきっかけになります。
クレジットカードを使いすぎていないか?ローンの利息はどれくらいあるのか?返済を早めたら支払額が減らないか?
全く利用しなくなった固定費は無いか?
などを見直すようになれば、少しずつ家計がスリムになっていくはずです。
そのような工夫を続けていると、少しずつ資産が増え始めます。
家計簿をつけて、毎月資産が増える実感ができてくると、資産形成のスタート地点です。
資産が少しずつ増え始めると、自信にもつながりますし、生活の不安がやわらぐと思いますよ。