医師の資産形成

資産形成において視野を拡げることの重要性

博士
博士
医師は視野が狭くなりがちというお話

資産形成における視野の狭さがもたらす弊害

医師のキャリア革命というオンラインサロンを運営している関係で、ここ数年は様々な医師から資産形成のアイディアを教わる機会が増えました。勤務医をしていると、実生活で開業医さんたちと資産形成のアイディアに関する話をする機会は皆無ですが、オンラインサロンの中では開業医さんの視点からさまざまなお金のアイディアを教わることができます。

視野が狭いってどういうこと?

10年前の自分を振り返ってみると、「自分の視野が狭い」という自覚は皆無でした。
そもそも、「自分の視野が狭い」ということを自覚することはできないのかもしれません。
(架空の)フルマラソンの大会に例えてみましょう
10年前の自分(勤務医)は、「10kmの重りを背負って、裸足でフルマラソンに出場する」というのが常識だったとします。
実際、自分の視界に入る人たち(同僚)はみんな10kgの重りを背負って裸足で走っています。
その集団の中で、「なんとかして先に進んでやろう」と競争している状態です。

ところが、この集団のはるか先には、重りを背負わずに、マラソンシューズを履いた状態でレースに参加している人たちの集団があるのです。
これは、レースを上空から眺めると一目瞭然なのですが、重りを背負って裸足で走っている集団にいると、視界に入らないので認識することができません。

そして、そのはるか先には、法人という乗り物(原付きバイク)にのってレースに参加している集団がいるのです。

レースが終了してから気づいても遅い

裸足で10kgの重りを背負ってライバル(同僚たち)と競い合い、そのなかで1番になってゴールできたとします。
当然足は傷だらけです。
よし!1番になったぞ。と鼻息を荒くしてレースの結果をみて唖然とします。
え??フルマラソンを1時間で完走した人たちが何人もいる?どういうこと?
しかも、優勝者は汗もかかずに、原付きにまたがって、優勝台のうえでインタビューをうけています。

帰宅してから大会の規定を読み直してみると、マラソンシューズを履いて走っても良いこと、事前に申請しておけば原付きバイクを使用してもよいことが書かれていました。
でも、そのことを自分や自分の同僚たちはだれも知らなかったのです

これが人生において、資産形成のコツやルールをしらない(視野が狭い)ことの弊害です。
資産形成のコツを知っている人にとっては、この大会には原付きを持参できることは常識中の常識であったりするのです。

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