株式投資

医師とドルコスト平均法の相性は良い

世界経済あるいはアメリカ経済の成長に投資する

世界経済、アメリカ経済の成長に投資する。具体的には世界経済、アメリカ経済の株式指標に連動するインデックスファンド(ETFや投資信託)を毎月一定額購入する方法(ドルコスト平均法)です。この方法は、世界中の企業に分散投資できることと、時間の分散にも有利です。ただし、分散投資をすると、大儲けすることは難しく、平均的な利益に収束する性質があります。

株式市場の相場がわかるようになる

毎月、一定金額の積立(ドルコスト平均法)を続けていると、「最近、アメリカ経済元気がいいな」とか、「おいおい、アメリカ経済大丈夫かよ!」といった感じで、自分のお金の増減をみて、相場が理解できるようになります。これは、スーパーで野菜を買うのと同じです。主婦は、毎週買い物をしていますから、野菜の相場を理解しています。今月は、大根が高いから、別の野菜を使った料理にしておこう、といった感じで高い値段の野菜を買うことはないでしょう。ですが、たまに男性がスーパーに買物に行くと、相場が理解できておらず、自分の欲しいものを買ってしまいます。
ポイントとなるのは、普段から、市場に参加し続けることで、現在の株価が高いのか、安いのかというのがだんだん感覚として理解できるようになるのです。

インデックスファンドは下がったときが買い時

インデックスファンドのドルコスト平均法というのは、長期保有と積立をやめないことが、成功の必須条件になります。これを死守できないなら、最初からやらないほうがマシです。インデックスファンドの株価が下がって、自分が損をした、だから売ったというのは、ドルコスト平均法の原理を理解していない人がやりがちな過ちです。ドルコスト平均法においては、株価が下がり始めたら、逆に、1年くらい積立の金額を毎月1万円増やしてみようかなと考えるのが正しい選択です。

お金がないと、不安になり売ってしまう

生活費に困窮していると、せっかくドルコスト平均法で積み上げた金融資産を、暴落時の恐怖感で売却してしまいがちです。ですが、医師のように安定した給料が貰える環境にあれば、暴落時にも比較的冷静に市場を観察できるはずです。そして、みんなが恐怖に煽られて売却している時期に、むしろ積立金額を増やす戦略をとることが可能になります。

不動産についても相場を理解しておくことは重要

不動産の収益に最も大きな影響を及ぼすのは、不動産を安く買えるかどうか?という1点につきます。安く買った不動産であれば、空室時に家賃を下げる選択ができますが、高値で買った不動産は、家賃を下げることが難しく、空室対策に限界があります。
それでは、不動産価格の相場を知るために、素人に何ができるでしょうか?簡単にできるのは、新聞に挟まれている、不動産チラシを保管しておくだけでよいでしょう。これを、数年単位で眺めてみると、「最近、不動産価格、結構上がってるな(買い時ではない)」というのが理解できるようになります。逆に、「最近、不動産価格下がってきたな、そろそろ買い時かも」というふうな判断も可能になります。スーパーで野菜の価格の相場をしるのと同じで、相場の適正価格を理解することが重要なのです。