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今の体型と資産が、過去の通知表
30歳以降の方であれば、自分の体型、自分の資産というのを一度見つめ直してみましょう。体型に関していえば、体重、体脂肪率、骨格筋量を計測します。資産については、自分の総資産を調べてみましょう。自分の体型や資産というのは、過去の習慣の積み重ねの結果(通知表)なのです。20代と比べて、太ってしまったな、とか20代から資産が全然増えていないなということを理解することからスタートします。
資産形成に影響を与えるものは、マネーリテラシーと習慣
20代と比べて、30代になって、太ってしまった場合を考えてみると、摂取カロリー過多、運動習慣の欠如といったものが考えられます。これは、体重を管理することの知識不足と生活習慣に問題があるためです。資産形成においても、同じことがいえます。マネーリテラシーの欠如と、収入=出費の生活を続ける生活習慣によって、資産が全く増えないという現在の状態に至っているのです。
ダイエットの大原則
最重要かつ最初にすべきことは、PFCバランスに基づいたカロリー制限です。PFCバランスとは、protein(タンパク質)、fat(脂質) 、carbohydrate(炭水化物)の頭文字をとったものです。体重の増減というのは、非常にシンプルな原則により決定されます。摂取カロリー > 消費カロリーなら、体重が増加し、摂取カロリー < 消費カロリーなら体重が減少するのです。
資産形成の大原則
資産形成にも同様の非常にシンプルな原則があります。
資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)
資産が少ないうちは、収入を増やすか支出を減らすしか方法がありません。収入を増やすことは容易ではありませんから、やはり支出を減らして、日常生活の中から種銭を貯めるというのが王道になるでしょう。支出を減らす方法として、最重要なのは節約と節税です。
ダイエットの次のステップは筋トレ
PFCバランスに基づいたカロリー制限を続けることで、摂取カロリー < 消費カロリーの状態を習慣化する。そうすると次第に体重、体脂肪率が下がってきます。この状態を続けるだけで、ダイエットは成功するのですが、そのサイクルを高速回転させるターボチャージャーとなるのが筋トレです。筋トレをして、骨格筋量が増加すると、基礎代謝が増えます。そうすると消費カロリーが増加するため、さらにダイエットが効率よく行えるようになるのです。筋トレには、基礎代謝を上げるだけでなく、メリハリのある体型を作ったり、疲れにくく、精悍(せいかん)な身体を作ることにも効果があります。
資産形成の次のステップはスモールビジネス
資産形成においても、収入 > 支出の状態を続けていくと、種銭(たねせん)が手元に貯っていきます。そうしたら、次にスモールビジネスを作るチャンスを得ます。スモールビジネスを合同会社を使って動かすことで、自分の労働力を消費することなく収入を増やすことができるようになります。自分の労働力を消費しない状態で収入が増えると、その収入がそのまま次のビジネスの種銭となり、所有するビジネスがだんだん増えていくという正のスパイラルにはります。筋トレとスモールビジネスは、ダイエットや資産形成におけるターボチャージャーなのです。なくてもいいけど、あった方が圧倒的にゴールまで早く到達できる武器ですね。