インフルエンサーになるための方法

医師がインフルエンサーになるための方法

インターネット上に信頼を蓄積することの重要性

お金と信頼というのは切っても切れない関係にあります。お金と信頼の話をする前に、現代における非常に重要な原則をご紹介しましょう。

現代における非常に重要な原則

人が集まるところにお金も集まる

YouTuberが作った面白いコンテンツを見るためにたくさんの人が集まると、広告収入が生まれます。面白いイベントを開催する人の元に、人が集まり、そこでお金が動きます。人が集まるところにお金が集まり、お金が回るというイメージを持っておくとこれから先の話が少し理解しやすくなると思います。
そして、もう一つ重要な原則があります。

現代における非常に重要な原則

信頼はいつでもお金に変えることが可能

ここで、架空のお話をしてみましょう。35歳、独身男性医師のA先生。この先生は、Twitter上でいつも面白い情報を発信しており、たくさんの医師にフォローされています。いつもいつも彼女ができない悩みをつぶやいており、それがフォロワーにとっては、少しの娯楽であったり、共感であったり、結婚できるように何か応援してあげたいなという気持ちを生んでいきます。Twitter上では、他愛もないテキストのやり取りがなされて、その情報は日々流れていきます。この状態が数年続くと、そこにお金は1円も発生しませんが、A先生のTwitter上には、非常に大きな信頼が蓄積されていきます。この先生が、40歳になったときに、「ついに彼女が見つかって、結婚することになりました。いつも応援してくれているフォロワーの皆さんを結婚式に招待します。」と告知したらどうなるでしょうか?たくさんの医師が集まり、勝手に結婚式で流す映像を作ってくれたり、結婚式の中で盛り上がるイベントをしてくれたりするでしょう。A先生に会いたい人がたくさんいたら、「それなら東京都、大阪で2回飲み会を開催しよう」というふうになるかもしれません。人が集まると、お金が動きます。それぞれの医師が使う交通費、宿泊費、レストランの食費などでお金のやりとりが生まれます。A先生の飲み会で集まった人たちの間で、新しい出会いが生まれたり、企画がつくられたりするかもしれません。
たくさんの人から信頼という資産を集めることができれば、その資産を使って人を集めることができます。人が集まるところではお金、情報、新たな信頼などが無数に生まれたり、移動したりします。少しコツが必要ですが、お金、情報、信頼などが生まれたり、移動したりすると、そのサイクルの中で必要なタイミング(キャッシュポイント)で収益化することも可能になります。信頼をお金にかえるというと、日本ではあまり良いイメージを持たれないかもしれませんが、幸せに生活していくためにお金は必要不可欠であり、負い目を感じる全く必要はありません。信頼という動力で、人を動かし、幸せを生み、生み出した大きな価値の中から、少しだけお金をいただくという発想です。イベント開催、コンテンツ販売、オンラインサロンといったもののベースにあるのは、そのようなアイディアです。

なぜインフルエンサーになる必要があるのか?

サラリーマンとして、勤務している会社や病院から与えられる仕事を楽しむというのは一つの生き方です。これが楽しくできるのであれば、その人の人生は、素晴らしいものだと思います。でも、人間には二種類あり、与えられた仕事をこなすことに喜びを感じる人と、自分で価値を生み出すことに喜びを感じる人がいます。自分で価値を生み出すことに喜びを感じる人(私もそうです)にとっては、会社や病院という枠組みの中でできることというのは、物足りなさを感じてしまいます。仕事でお金を得て、ある程度自由な生活ができるのであれば、自分の時間は、病院の枠組みの外で活かしたいと考えたりします。自分がやりたいこと、面白いと感じることを、たくさんの人に知ってもらい、共感してくれる人と集まって、楽しい企画をするというのは、何歳になっても面白い。昨年は、物好きな医者で集まって、長崎の無人島で1泊のキャンプをしました。無人島で釣りをしたり、泳いだりしました。ゴエモン風呂を沸かし、地元の食材を使ってBBQをして夜遅くまで語り合いました。夜はテントで眠って、朝は静寂の中散歩をしました。そのような仲間たちとの貴重な体験は、一生を通じて大きな価値を生み出すことを知っているので、今後も続けていきたいと考えています。
今の時代はマイクロインフルエンサーという言葉に象徴されています。芸能人のような大きなインパクトはないけれども、自分の影響力が職場の中にとどまらず、インターネットを介して、全国に広がります。自分がやりたいことに共鳴した人と出会い、つながり、新しいコミュニティーを形成する。そのようなコミュニティーの中心にいる人物をマイクロインフルエンサーと呼ぶのだと思います。私自身は、このマイクロインフルエンサーという立ち位置が、今後の医師の働き方に革命を起こすと考えています。

自分のやりたいことを発信することがスタート

自分がやりたいこと、自分の好きなことを人に知ってもらうことが、まず最初にやるべきことです。自分のやりたいことは、自分の頭の中にしかありません。周囲が勝手に理解してくれることはありません。自分が本当にやりたいことというのは、職場の人や家族といった近い距離にいる人であってもほとんど知られていません。何らかの形で情報を外部に発信する必要があります。そのための手段がTwitterとブログです。

Twitterとブログを活用する

Twitterの特徴は、気軽に始められることと、情報を拡散する力が大きなこと。ブログの特徴は、情報をストックできることと、アフィリエイトなどで収益化できることです。しかし、Twitterもブログも、始めた日はフォロワーゼロ、訪問者ゼロの状態からスタートすることになります。それでも、長く続けているうちに、次第に自分という人間に興味を持つ人が集まり始めます。そのようなファンは、自分が何か新しいことを始めようとしたときに、企画を応援してくれたり、実際に会ってくれたりします。自分という人間に興味を持つ人が集まれば、キャンプをしてもいいし、ツーリングにでかけてもいいし、オンラインゲームで楽しんでも良いです。そこにルールや制約は一切ありませんから、自分が好きなことをやれば良いと思います。そして、そのような好きなことを続けていくために、人が集まり、楽しむサイクルの中で、少しだけでもいいのでお金を集める仕組みを作ります。人が集まり、楽しむ過程でお金が生まれ、そのお金を使って、さらに面白い企画を作る。そうすると、もっとたくさんの人が集まるようになります。あとは、自分の好きなことを続けると、そのサイクルの中から勝手にお金が生まれていくのです。お金は、信頼が形を変えたものと考えれば良いでしょう。集まったお金(信頼)を使って、また面白いことを企画しましょう。
今はイベントを企画して、それを販売するためのツール(PeatixやPaypal)やオンラインサロンの会費を集めるためのツール(Paypal)が豊富にあります。

SNSとブログを用いた医師のセルフブランディング本日は、SNSとブログを用いた医師のセルフブランディングについて記事を書いてみました。 日々仕事を頑張っているだけでは、知り合いが病院...