お金を使わない生活

記号消費社会

モノの生産と消費が飽和状態である現代社会において、モノは機能性や有効性によって需要されるのではなく、社会文化的な記号として消費されることを指します。
「記号消費」が議論されるとき、必ず参照されるのは哲学者であるジャン・ボードリヤールの『消費社会の神話と構造』(1970)です。

自分が社会人になったのは、ちょうど2000年でした。
当時は、年齢的に若かったこともあり、自分自身は記号消費社会のど真ん中にいました。
初めて購入した車は外車(学生時代は中古の軽自動車)
生涯で一番高い腕時計(エルメス)を買ったのもこの頃
服を買うのが今でも好きなのですが、この当時は、服、スーツ、シューズ、財布はすべてブランド物でした

ふと2000年から現在に至るまでに生み出された商品、サービスの中で
今絶対に欠かせないものってなんだろう?
と思いピックアップしてみました。

iPhone(スマートフォン)
SNS(Twitter、Facebookなど)、LINE
クラウドサービス(gmail, iCloud, グーグルドキュメントなど)
ユニクロ
電子マネー(suicaやPayPay)
タブレット(iPad) 主な用途は読書用
Kindle 電子書籍
YouTube
google map
じゃらんなどのホテル予約サービス
ビデオ通信(zoom、LINE、Facebookなど)
Uber(海外旅行のとき。日本でも普及したら良かったけど普及せず)
amazon(流通)
amazon prime video(人によってはネットフリックスとかspotifyだったりするのでしょう)
メルカリ、ヤフオク

もちろん、
車、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、食器洗浄機、パソコンなどは生活必需品ですが、
2000年より前からあったものって、
使えなくなったら買い換えるもの。
になっています。
あまり、記号を消費する生活をしていないのかもしれませんね。

そう考えると、2000年以降に開発されたものって、ほとんどが
webサービス
なんですよね。
革新的な商品(ハード)といえば、スマホとタブレットくらいかも。

自分は服が、唯一の記号消費社会との接点でしたが、
2020年は、ついに1年間ユニクロしか買いませんでしたww
ユニクロって、世間的には高級路ブランドみたいで、
GUで十分みたいな人も多いかもしれません。(別にマウントしているわけではありません)

数年前までは、新しいiPhoneがでたら、買い替えたいなあ。
と思っていましたが、さすがに、最近は、ほとんど革新的なモデルチェンジもないので、
動作が悪くなったら、一番お買い得なモデルに変更する。
くらいの関心になってしまいました。

今後、自分が買いたいものがあるとしたら、
完全自走の自動車
くらいでしょうか。これも、200万円以下くらいに値段が下がらないと買わないと思いますが笑

日本のように、長期のデフレで、販売されているものの多くは
記号消費をうながす品物
逆に、webサービスは無料もしくは安価
となると、だんだんお金を使わなくても楽しく生活できる時代になっているのかもしれませんね。

逆に、自分がお金を使うものといったら、
人との出会い
だけですね。

10年以上通っているbarには、最近新コロの影響で、夜遅くに行くことができなくなってしまったので、
19:00頃に、まだお客さんがだれもいない時間を見計らって飲みにいって、
1時間ほどマスターとしゃべって帰宅する。
というような生活スタイルに変わってしまいました。
そのかわり、お店で提供しているボトルワインを、お店で提供する値段で購入して帰ったりしています。
今も、そのワインを飲みながら記事を書いています。
それで、お店が持続できるとは思いませんが、お布施のような気持ちで。

デフレが続くのも、商品が売れないのも。
もしかしたら、資本主義のどん詰まりなのかもしれませんね。

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