副業(スモールビジネス)のメリット

スモールビジネスの極意はATMを作ること

博士
博士
スモールビジネスの極意は自分専用のATMを作ること。そしてそれを増やしていくこと。
あざらし君
あざらし君
自分専用のATM?なにそれ。ピンとこないな。

働いて稼ぐ5万円

まず最初に、働いて5万円稼ぐことを考えてみましょう。医師の場合だと、アルバイトで当直をして5万円稼ぐというのは非常にわかりやすいですね。

働いてお金を稼ぐというのは、自分の時間と体力、気力などを資本家に提供して、その対価としてお金をもらうという構造になります。1日働いたら、夕方にはくたくたになりますよね。これは、その日いちにちの自分の時間、体力、気力などを労働力として提供したためです。その対価として5万円を受け取り、家で食事をとり、お風呂に入って寝ます。そうすると、労働力が回復しますから、またその労働力を対価として給料を受け取ることが可能になるのです。資本家からみると、労働者は乾電池なのです。

博士
博士
フランケンが書いた日記を参照してほしい
労働者とは、すなわち乾電池である。 労働者はビジネスユニットを回すための乾電池 企業にとって、労働者とは電池にすぎない。基本的に企業では仕事というものが「ユニット...

年をとると乾電池の容量が減り、充電時間が長くなる

労働力という乾電池は、若いときはその容量が大きく、充電にかかる時間も短いです。1日働いても、家にかえって寝るとフル充電されて、次の日も元気に働けるようになります。ただ、残念ながら、乾電池も人間も、年をとるとだんだん充電できる容量が減り、充電にかかる時間が長くなってしまいます。次の日も疲れがとれない、土日に休んでも体力、気力が回復しないといった現象です。なんとなく想像できますよね。頑張って働こうにも、バッテリーの容量が減っているので、日中も若いときほどパワーが発揮できませn。さらに、平日の充電だけではフル充電されないので、土日にアルバイトにいくだけのパワーがなくなります。いつまでも労働力に頼って働き続けることの限界がみえてくるのです。

スモールビジネスで稼ぐ5万円

次に、スモールビジネスで稼ぐ5万円について考えてみましょう。医師と相性のよい、築古戸建て不動産投資というビジネスモデルで考えてみます。このスモールビジネスを始める時には、自分で勉強する時間、大家会に参加して人脈を築く時間、不動産をリフォームする費用(種銭)がかかります。ビジネスを育て上げるまでに自分の労働力やお金(種銭)を使わなければなりません。アルバイトに行って、その日に給料が貰えることと比較すると、ビジネスを育て上げるのにずいぶんと時間がかかります。しかもその間は、収入は一切なく、労働力やお金の持ち出しが増えます。
しかし、リフォームが終わり、貸付が終了して、入居者が決まると、毎月5万円の家賃収入が入るようになります。入居後は、何もしなくても、毎月5万円が口座に振り込まれるようになる。これこそ、自分専用のATMを1台作ったことになるのです。

いったんATMになったビジネスモデルは、自分の時間、体力、気力を投入しなくても自動で動き続け、勝手にお金を稼ぎ続けてくれます。そうなったら、次にすべきことは一つですね。そうです、次のATM(スモールビジネス)を作るのです。別のスモールビジネスに挑戦してもいいですし、不動産をもう一つ購入しても良いでしょう。

スモールビジネスには様々な節税が使えるので手元にお金が残りやすい

このようにスモールビジネスは、いったん軌道に乗りはじめると、自動でお金が振り込まれるATMとなります。このお金に手を付けずにそのまま残しておけば、そのまま次のビジネスの種銭となります。さらに、勤め人として働いたお金は源泉徴収というシステムにより、国から無慈悲に税金を聴取されますが、スモールビジネスには、合同会社という入れ物を使うことで節税をすることも可能です。

合同会社君
合同会社君
源泉徴収と経費を使った節税の仕組みについてはこちらに詳しく書いたので参照してみてほしい
源泉徴収という優れた徴税システム 税金をとるのって難しい。だって猛反対されるから。 消費税を数%上げるのに、各政権は苦労しています。消費税が徴収...

勤務医がスモールビジネスを所有すると無敵の存在になる

実は、勤務医とスモールビジネスは非常に相性が良いのです。勤務医という安定した収入基盤があることで、種銭が貯めやすい。種銭が貯ったら新しいビジネスに挑戦しやすいですよね(うまくいかなくても、また稼いだら良いだけですから)。このようにして、勤め人として安定した給料を稼ぎ、将来に備えてスモールビジネスを動かす仕組みをつくることができれば、はっきりいって最強です。

合同会社やスモールビジネスの実践的なことは、本を読んでもなかなかピンとこない方も多いと思います。私と整形外科医のブログ主が共同で運営しているオンラインサロンは、勤務医、開業医、歯科医、研修医、医学生などが協力して、日々新しい仕組みを考える医師の生涯学習の場です。ネット上にはかけない実践的なことが学べますから、興味のある方は気軽に参加してみてくださいね。
オンラインサロン 医師のキャリア革命