情報を発信する人の元に情報は集まる
情報を発信する人の元に情報は集まるという原則があります。時々、自分のアイディアは非常に価値が高く、誰かに教えたら真似されるかもしれない、だから誰にも教えないという人を見かけます。個人的には、自分が興味を持っていることは、どんどん公開しておいた方が、良いと思っています。
以前、このブログにも記事を書かせてもらったモバイルクリニックというアイディアふと思いつきました。
開業医さんは、診察室を2〜3つ所有されている方がおられますが、その診察室を使っていない場合があります。その空いている診察室で、勤務医がアルバイトの外来をしたらお互いWin-Winじゃないか?と思ったのです。勤務医にとっては、開業を体験できるメリットもあります。診察に必要な道具(打鍵器やポータブルエコー)は自分で持っていけばいい。ということで、モバイルクリニックと命名しました。
これを、私の運営するオンラインサロンに投稿してみたところ、かなりたくさんの医師から良い反響がありました。勤務医と開業医の両方から「もっとこうやれば上手くいくと思うよ」というアドバイスもいただきました。
さらに驚いたことに、この投稿をみた開業医の先生から、「もしよかったら、私のクリニックでモバイルクリニックをやりませんか?」とお誘いをいただきました。これは、まさに渡りに船の案件でした。その後、話はトントン拍子に進み、今ではクリニックの忘年会にも呼んでいただけるような仲間になれました。
もし、私が、今回思いついたアイディアを、誰にも公開していなかったら、おそらく何年たっても、何の進展はなかったと思います。自分のやりたい情報を公開したことで、改善案や賛成意見が集まり、あっというまに実現までこぎつけることができました。積極的に公開アイディアの熟成、実現までのステップが、一瞬で完了したのです。
自分に乗り越えられない壁も情報発信でなんとかなる
新しいアイディアを思いついた時って、たいてい「でも、ここがわからないな。。。」という壁に必ずぶつかります。もちろん、本やインターネットで調べてみることが重要ですが、「今、自分はこんなことを試してみたいと思っている。けれども、ここだけがどうしてもクリアできないのです。」とTwitterなどでつぶやいてみたらどうでしょうか?自分で何もアクションを起こさずに、調べもせずに人に答えを聞いても、答えは教えてもらえません。ですが、自分で悩んで、行動を起こしてみて、うまくいかなかったというふうに、困っている体験を共有できると、不思議と知識を持った人が最高のタイミングでアドバイスをしてくれます。直接的なアドバイスでなくても、「○○さんが詳しいから連絡とってあげましょうか?」とか「○○の本に詳しい情報がのってますよ」といった助け舟がでることも多くあります。そして、不思議と自分だけが思いつた情報かと思ったら、同時期に同じようなアイディアを思いついた人とつながり、「今度、○○のついでにいっしょに飲みましょう」みたいな交流が始まることもあります。とにかく、わからないことがあったら、実践しつつ、情報を発信するようにしてみましょう。そうすれば、少しずつ情報が集まってくるはずです。