整形外科のゆる医ブログ : 東海道新幹線以外が本当に必要なの?https://t.co/cICoE9uWzj
— 整形外科医だーーーー。 (@randtkikaku) September 28, 2019
東京、横浜、京都、大阪、神戸以外の先生たちは地元の土地に重点を置いた資産形成をしないほうが良いと思うな。
ゆる医ブログからの引用
人口減少のインパクト
ちきりんブログからの引用
次の50年で4500万人減るということ
北海道の人口 543万人
東北地方の人口 910万人
北陸地方の人口 536万人
中国地方の人口 747万人
九州地方の人口 1452万人
これらを合計すると(=関東、関西、中部以外の総人口は)4579万人となり、偶然にも次の50年で日本から消えていく人の数と同じなんです。
これから日本は、先進国がかつて経験したことのない人口減少社会に突入します。
日本全体で、同じ割合で人口が減るか?といわれると答えはNOでしょう。
ゆるい先生がブログ記事で指摘されているように東京、大阪という2大都市を中心としたインフラ整備がより強固になるのではないでしょうか?つまり、東京、横浜、大阪あたりの人口は漸減(もしくは維持)、その他の地方都市は我々の想像よりはるかに早いペースで人口が減ると思います。
いやいや、僕の住んでいる地方都市は、最近でもショッピングモールができているし、不動産価格は上がるってまわりの人達は言ってるよ。という方がおられたら、ぜひ一度、東京の渋谷あたりに行ってみると良いと思います。地方都市と、東京の人口密度の違いに驚くと思います。地方都市は、今後急速に人が減り、街が有するパワーも減少していくことは宿命のように感じています。もちろん、地方都市の中にも、地元の強さをうまくブランディングして、勝ち組にはいるレアな自治体が現れるとは思います。でも、多くの地方自治体の未来は厳しい。
地方都市と渋谷の違いを考えてみると、「渋谷は若者の街だから若者が多いだけ」という意見もあると思います。それは一部正しいのですが、渋谷は住む場所にしばられていない若者に選ばれている街ともいえます。
地方都市のインフラはいつまで維持できるのか?
ここ数年のニュースで、台風が直撃して、街が水没した、1週間近く停電しているというニュースをみかけます。それも、10年に1度という頻度ではなく、毎年のように耳にします。人口が減少した都市で、生活に必要な電気、ガス、水道、病院、警察、ゴミの清掃といったインフラがどの程度維持できるのか?というのは今後のトレンドを考える上でものすごく需要なことだと思います。あと、見過ごされがちなことですが、地方都市では空き家が増えていることも大きな問題です。自分がマイホームを建てたのはいいけど、気づいたら周囲が空き家だらけ。そうなると治安は間違いなく悪くなると思います。空き家が管理できなくなり、放置され、住所を持たない人たちが勝手に住んでいるみたいな未来も十分想定しておくべきでしょう。これは、残念ながら自分の努力ではどうしようもありません。僕がかつて住んでいたマンションも、結構空室が増えていました。持ち主はいるけど、人が住んでいない家、部屋があることは知っておきましょう。
地方都市で一戸建てに済みたいなら賃貸一択
最近「地方都市で一戸建てに済みたいなら賃貸一択」と強く思います。もしくは、割高でも構わないから広めの賃貸マンションに住むのが良いと思います。
こういう話をすると、必ず「戸建ての賃貸はほとんど流通していない」という意見がでます。でも、なぜそのようになっているかというと、「地方都市の中古の戸建てが日本では売買や賃貸の対象とみなされていない」という事実です。地方都市の戸建ては、買ったが最後、売ることも貸すこともできない。売ることも貸すこともできない物は、少なくとも資本主義の世界の中では価値がないのです。
いやいや、マイホームは、人に売るのが目的じゃなくて、自分が一生住むことが目的でしょ。だから、売れなくても問題ないよ。という意見も結構多そうです。でもそれは、日本の人口が増加して、地方都市がどんどん発展して住みやすい街になることが前提です。上述のように、今後地方都市の人口減少が、インフラに与える影響を考えると、僕は怖くて地方都市にマイホームを買うことはできません。お金に余程の余裕があって、マイホームをキャッシュでポンと買えちゃう人にとっては余計なお世話だと思いますが。
自分でリスクをコントロールできない物は借りておけばよい
マイホームを購入すべきか?という質問に対する回答はシンプルで、「購入したマイホームの資産価値が今後上がると思えば買えば良い。その自信がないのなら購入のリスクをとらずに借りる(賃貸)のがベスト」です。購入したマイホームの不動産価値が上がるのであれば、10年後、20年後に引っ越ししたくなったら売れば良いです。人口減少のインパクトをうけて、かつては自分が住みたい街が、残念なことだけど、もう今後は住みたくない街に変わってしまった。そうなったときに、そのときに住みたい街に自分が移動できるのか?その一点を確保しておけるかどうかは、今後重要になると思います。