経済的自由・独立

老後は自助努力で

NISAの変遷

当初国民に貯蓄ではなく投資を促す意味で導入されたNISAは、2018年に、つみたてNISAへと事実上の移行。そして、今回(2019/11/22の日経新聞)非課税で積み立てられる期間が現行で2037年末までであったのが、いつから始めても20年間非課税になるように改められる方針のようです。つみたてNISAの非課税期間延長です。

つみたてNISA延長へ いつ始めても非課税20年(日経新聞)

これは、政府から国民に向けての強いメッセージで。

・公的年金だけに頼ってもらっても困ります。今後は、ぶっちゃけ公的年金だけで生活を維持するのは難しいです。
・公的年金で足りない分は、個人年金として積み立てておいてください。
・そのために”つみたてNISA”と”確定拠出年金(iDeCo)”を用意しました。税制上かなりお得な制度ですから、最大限利用するように。

老後は自助努力で

まあ、当然のことといえば、当然のことですね。
今までは、学校教育で「お金の勉強」をする機会はありませんでしたが、今後は、学校教育でも「社会保障費や年金」に関する授業をやり始めるのではないでしょうか。

投資に関しては自己責任

積立NISA、iDeCoに関しては、「ドルコスト平均法で、世界株式、あるいはアメリカ株式に長期分散投資」というのが基本概念と理解しています。
正直、今後世界経済にリーマン・ショック級のブラックスワンがくる可能性もあります。いざ年金を使おうと思った年になって、そのようなブラック・スワンが出現すると予想外の結果になることもあると思います。

ですが、積立NISAとiDeCoについては、明らかな税制上のメリットがあり、多くの国民にとっては、最大限活用しておくのが良い気がします。つみたてNISAについては、年間40万円ですし。