経済的自由・独立

人生における階層移動について

キャッシュフロー・クワドラント

今年、人生を変えうるような衝撃的な本に出会いました。
リアルでも面識のある、シゴハチ先生(Twitter アカウント @speciale_stsh )にオススメいただいた本です。
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント

金持ち父さん貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学
については、10年以上前に読んだ記憶があり、当時大きなインパクトを得ました。

その続編ともいえる、
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラントについては、存在は知っていましたが、なかなか分厚い本だったこともあり、読んでいませんでした。
ただ、シゴハチ先生のオススメということもあり、読み始めてみたところ。。。
これは、人生を大きく変えうるインパクのある本だな。
と感じました。

クワドラントは、4等分、四分円、四分儀などを意味する英単語。

キャッシュフロー・クワドラントを以下に示します

従業員というのは、職場に勤務して給料をもらう人。
勤務医は、このカテゴリーに該当します。

Self employee(自営業者)は、自分がシステムの中心となって働く人。
開業医さんや、フリーランスドクターなどはここに該当します。

そう考えてみると、医学部を卒業してお医者さんになった人のほとんどがEもしくはSカテゴリーで働いていることになります。
つまり、私達が医学部でであった友人、先輩後輩、そして、医者になってから出会った先輩、後輩たちのうち、99%くらいの人は4つのクワドラントのうちの左側に属していることになります。
(さらに言えば、勤務医の場合、自分の知り合いの99%以上がEカテゴリーという人も多いはずです)

今回紹介した本の著者である、ロバートキヨサキ氏は
「4つのカテゴリーの左半分と、右半分は全く異なる働き方である」と言います。
先程紹介したクワドラントに2つの単語を追記してみました。

勤務医(E)も、開業医(S)も、フリーランス医師(S)も、自分の労働力を投入して、お金(キャッシュフロー)を得ていることになります。
つまり、医師の共通認識として、「働いてお金を稼ぐ」というのがあたりまえの大前提といえますね。

ちなみに、ロバートキヨサキ氏よるところのビジネスオーナーの定義は、
「自分が1年間関わらなくても、1年後に規模が拡大している事業(ビジネス)を所有していること」です。

Investor(投資家)については、僕は投資信託をやっているからInvestorだよ。とはならないのでご注意を。
どちらかというと、Business ownerの先に存在するキャッシュフローであり、ビジネスの仕組みに投資する人というカテゴリーです。

メタ認知

今回紹介した、4つのカテゴリーについては、どれが良くて、どれが悪いという、優劣をつけることはできませんが、一ついえることは、「階層が異なる」ということ。
空を飛ぶ生き物
大地を駆ける生き物
水中を泳ぐ生き物
みたいなイメージです。

生息する階層が異なるため、従業員の視界には、自営業者やビジネスオーナーは現れることが少なく、自営業者の視点にはビジネスオーナーは現れることが少ないでしょう。

階層を移動する珍しい人種

Voicyで有名になったサウザーさんは、階層を移動した人としても有名です。
以前は、ブラック企業、ホワイト企業といった職場で、E(従業員)として働いていました。

白熱教室という音声コンテンツを販売したり、セミナーを開催している働き方は、S(自営業者)でしょう。

そして、以前からされていた築古物件をリフォームして貸し出す大家業や最近はじめられたラーメン屋は、B(ビジネスオーナー)というカテゴリーだと考えられます。ラーメン屋については、店頭に立って、自らラーメンを作っているのであればS(自営業者)ですが、アルバイトの人達に運営を任せている場合は、B(ビジネスオーナー)になります。お話を聞く限りにおいては、後者ですね。

キャッシュフロー・クワドラントの階層を移動することはあまりありません。
勤務医として出世するというのは、Eカテゴリーの中で完結します。
医師で一番多いカテゴリーの移動は、「勤務医(E)から開業医(S)への移動」でしょう。
しかし、それをもってしても、左のカテゴリーから右のカテゴリーに移動できる人というのはめったにいません。
(医師の中では、不動産クラスターが一番多いかもしれませんね。)

メタ認知

「医師は働いてお金をもらうのがあたりまえ」と考えている人と、「サウザーさんのように不動産を所有したり、ラーメン屋を外業したりして、権利収入を得ている人がいる。自分にもできないかな?」と考えている人の違いはなんでしょう?
これをメタ認知の違いというそうです。
わかりやすく言えば、「自分が戦っているゲームの種類や構造を俯瞰してみる思考様式」。

日々出会い、話をする人が全員Eカテゴリーの人であったとしたら、「医師は一生働いて、お金を稼ぐもの」という価値観が人生の唯一の選択肢になってしまいます。

しかし、実際には、世の中にはたくさんのビジネスオーナーが存在します。自分の視界に入ってこないだけです。

若いうちは自分の労働力を投入してお金を稼ぐ方法だけで良いと思うのですが、ある程度の年齢になったら自分の視野を広げて、人脈を広げておくことも重要になる気がします。

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